課長代理
2011年 日本語日本文学科卒
現在、私はアソシエイト（本支店サポート業務の社内名称）として、お客さま担当者が効率的に業務を遂行できるようにサポートしています。アソシエイトの業務は多岐にわたり、お客さま対応や、お客さま担当者の提案活動及び事務手続きの補助、データの編集、資料作成などさまざまです。所属する支店では、約90人のお客さま担当者が活躍しており、各人の経験値やスキルの違いに対応するべく、一人ひとりに寄り添ったきめ細やかなサポートを心がけています。
入社当初、私はお客さま担当者としてキャリアを歩んでいました。当時は、東日本大震災直後の株価下落と超円高の時代。新規開拓するも苦戦し、自分の小さなプライドはズタズタに引き裂かれていました。しかし、「今の経験は絶対に役に立つ」という先輩方からの助言や周りのサポートなどに支えられ、諦めずお客さまに誠実なアプローチを試み続けました。すると徐々にお取引をしてくださる方も増え、大切なご資産を預けていただけるようになり、その結果、社長表彰を受賞することもできました。
その後、結婚、出産を経て、ライフワークの変化からアソシエイトに転換しました。お客さま担当者として過ごした時代があったからこそ、サポートするアソシエイトの重要性をより感じています。入社以来、自分が培ってきた知識と経験をもとに、それぞれの立場と気持ちに寄り添い、適切なフォローやサポートなどを提供できるよう、日々尽力してきた結果、光栄なことにアソシエイトとしても社長表彰を受賞することができました。大切なことは努力を継続し、「人」に寄り添って仕事をすること。そうすれば、結果は必ずついてくると信じています。
アソシエイトは、お客さま担当者に合わせて複数の案件を同時に対応するため、限られた時間で資料を準備します。加えて、お客さまの質問の意図を正確に汲み取りながら丁寧に対応するためには、保有商品の情報や、市況、株式市場の動向など、専門的な知識の蓄積も必要です。日々の自己研鑽を怠ることができない業務で、大変な瞬間もありますが、心をこめたサポートが感謝され、顧客満足度の向上や重要な商談に繋がった際などは、自身の成長も実感できて、より一層やりがいを感じます。
また、私はアソシエイトの業務には、「思いやりの心」が不可欠だと感じています。アソシエイトは日頃より社内外ともにコミュニケーションを積極的にとる立場であるため、優しく柔らかい言葉遣いと傾聴力を意識し、いつも感謝の気持ちを大切にしています。些細なことかもしれませんが、こうした「思いやりの心」が職場の雰囲気を和やかにし、円滑な業務進行に繋がっていくと考えています。そして、このような姿勢がお客さま担当者との関係だけでなく、お客さまとの間にも信頼関係を築き、最終的に結果に結びついていくのだと信じています。
私はアソシエイトと育児を両立しています。どんな状況でも焦らず冷静な対処をすることは、仕事にも育児にも重要です。どちらも不測の事態が生じることがありますが、案件に優先順位をつけ、情報を迅速に共有するという瞬時の対応力は、育児を通して培われたスキルでもあると感じています。また、仕事と育児を両立すると、どうしても自分の時間が限られてしまうため、SNSや動画サイトなどの媒体も活用し、効率的にPCスキルの習得等に向けた自己研鑽を図っています。努力と工夫次第で、厳しいながらもライフワークバランスを維持していけることを実感しています。
また、私は産休・育休の制度を3回取得しましたが、職場は育児に理解があり、当社にはライフワークバランスを充実させる様々な制度が整っていると感じました。このような環境があるからこそ、お客さま担当者・アソシエイトとしてキャリアを積み重ねることができました。
キャリアとして、将来的には本社業務など様々な業務に挑戦し、更なるステップアップを目指したいと考えています。そして、仕事と育児を両立させる、すべての社員の道標になることが私の目標です。
