アクティブファンドとインデックスファンドの違いとは?投資信託の選び方を解説

2026/2/27

著者/投資をまなぶ編集部

投資信託を始めようとする際、多くの方が「アクティブファンド」と「インデックスファンド」という二つの選択肢に直面し、どちらを選べば良いのか迷ってしまうことがあると思います。
この記事では、アクティブファンドとインデックスファンドの基本的な違いから、それぞれのメリット・デメリット、さらにご自身の投資スタイルに合わせた選び方までを解説します。

【早見表】アクティブファンドとインデックスファンドの違い

アクティブファンドとインデックスファンドは、どちらも投資信託の一種ですが、その運用目標やコスト、リスクの傾向には明確な違いがあります。まずは、両者の主な違いを比較表で見ていきましょう。

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比較項目 アクティブファンド インデックスファンド
運用目標 特定の指数(ベンチマーク)を上回る値動き 特定の指数(ベンチマーク)に連動した値動き
運用スタイル ファンドのコンセプトに基づき、ファンドマネージャーが銘柄を厳選して運用 ベンチマークとの乖離を最小限に抑えるように運用
コスト(信託報酬) 調査・分析に手間がかかるため、高めになる傾向 運用手法がシンプルなため、低めに抑えられる傾向
リスク・リターンの傾向 高いリターンを狙える可能性があるが、リスクも高め ベンチマーク並みのリターンだが、リスクもベンチマークと同程度
向いている人 高いリターンを積極的に狙いたい方、特定のテーマに投資したい方 投資初心者、市場並みの値動きを享受したい方、コストを抑えたい方

投資信託の基本!アクティブファンドとインデックスファンドとは?

投資信託を始める上で、まず理解しておきたいのが「アクティブファンド」と「インデックスファンド」という二つの大きな分類です。これらは、投資信託の運用目標や運用スタイルにおいて明確な違いがあり、ご自身の投資に対する考え方や目標によって選ぶべき種類が変わってきます。ここでは、それぞれのファンドがどのような目的で、どのような仕組みで運用されているのかを詳しく見ていきましょう。

アクティブファンドとは?市場を上回る運用成果を目指す

アクティブファンドは、日経平均株価やTOPIX、S&P500といった特定の指数(ベンチマーク)を「上回る」リターンを目指す投資信託です。言わば、指数という目標を超えていくことを目的とした「攻め」の運用スタイルと言えるでしょう。この目標を達成するために、運用のプロフェッショナル達が、日夜、企業や市場の綿密な調査・分析を行っています。

将来的に大きな成長が見込める企業や、市場から不当に安く評価されている優良企業などを独自の視点で見つけ出し、厳選して投資を行うため、運用担当者であるファンドマネージャーの手腕と洞察力が運用成果に大きく関わってくることがアクティブファンドにとって最大の特徴です。そのため、市場全体が低迷している局面でも、優れたファンドマネージャーがいればプラスのリターンを狙える可能性があります。また、AI(人工知能)や環境技術といった特定の成長テーマに特化した投資ができる点も魅力です。

しかし、アクティブファンドには注意点もあります。専門家による詳細な調査や分析には当然コストがかかるため、信託報酬(運用管理費用)などの手数料がインデックスファンドに比べて高くなる傾向があります。また、ファンドマネージャーの判断が常に正しいとは限らず、運用成果が市場を下回ることもあります。運用成果が個々のファンドマネージャーの手腕に依存するため、どのファンドを選ぶかによって結果が大きく変わる可能性があることを理解しておく必要があります。

インデックスファンドとは?市場平均との連動を目指す

インデックスファンドは、日経平均株価やS&P500といった特定の指数(ベンチマーク)に「連動した」値動きをすることを目指す投資信託です。市場と同様の値動きを目指すため、「守り」を意識した運用スタイルとも言えます。

このファンドの運用は非常にシンプルです。ファンドマネージャーが個別の銘柄を選定するのではなく、対象とする指数に採用されている銘柄を、その構成比率に合わせて機械的に組み入れる手法が代表的です。例えば、日経平均株価に連動するインデックスファンドであれば、日経平均を構成する225銘柄を、それぞれが日経平均に与える影響度に合わせて自動的に購入する、といった仕組みです。この機械的な運用によって、人間の主観や感情に左右されることなく、常に市場と同等のパフォーマンスを追求します。

インデックスファンドのメリットは、運用にかかる手間が少ないため、信託報酬などのコストが低く抑えられる傾向にあることです。長期投資において、このコストの差は最終的なリターンに影響を与えます。また、対象となる指数の値動きはニュースなどで日々報じられるため、自分の投資信託が今どのような状況にあるのかを把握しやすいという分かりやすさも魅力です。デメリットとしては、あくまでベンチマークである指数(インデックス)との連動を目指すため、市場を大きく上回るようなリターンは期待できない点が挙げられます。市場が好調な時も、不調な時も、市場の動きにそのまま追随することになります。

【初心者向け】投資信託の選び方3つのステップ

自分に合うファンドのタイプが見えてきたら、次は数多くある商品の中から具体的な1本を選ぶ段階に進みます。特に投資初心者の方が迷わずに自分に合った投資信託を選べるよう、ここからは「目的の明確化」から「具体的な商品のチェックポイント」までを、3つのシンプルなステップに分けて解説していきます。

STEP 1 投資の目的とリスク許容度を明確にする

投資信託選びの最初のステップは自己分析です。「何のために(教育費、老後資金など)」「いつまでに」「いくら必要か」という具体的な投資目的を明確にしましょう。同時に、資産が一時的に下落した場合にどの程度まで許容できるか、「リスク許容度」を把握することも重要です。この目的とリスク許容度が、選ぶべきファンドの方向性を決定づけます。

STEP 2 自分に合ったファンドの種類を決める

STEP1で決めた目的とリスク許容度に基づき、ファンドの種類を選びます。「リスクを抑え安定的に資産形成したい」なら、低コストで市場平均に連動するインデックスファンドが向いているかもしれません。一方、「リスクを許容し、市場平均以上のリターンや特定のテーマを狙いたい」なら、プロが運用するアクティブファンドを検討すべきかもしれません。自身の状況に最適なファンドの種類を選択しましょう。

STEP 3 具体的な商品を選ぶ際の3つのチェックポイント

ファンドの種類を決めたら、具体的な商品を選ぶための3つのチェックポイント「コスト」「純資産総額」「過去の運用実績」を確認しましょう。これにより、数ある選択肢の中から、自分に合った信頼性の高いファンドを見つけやすくなります。

POINT 1 信託報酬(コスト)は適正か

1つ目のチェックポイントは「信託報酬」の適正さです。信託報酬は運用中に継続的にかかる手数料で、長期リターンに大きく影響します。アクティブファンドでは、高い信託報酬に見合う優れた運用実績や戦略であるかを吟味。インデックスファンドでも信託報酬に差があるため、同じベンチマークのファンドを比較し、低コストなものを選びましょう。

POINT 2 純資産総額は順調に増えているか

2つ目は「純資産総額」です。これは、ファンドが保有する株式や債券などの組入資産を時価評価し、利息や配当金を加えた「資産総額」から、運用コストなどの「負債」を差し引いた、ファンドの実際の価値(=規模)です。純資産総額が右肩上がりのファンドは、投資家から支持が集まっている傾向にあるかもしれません。純資産総額が大きいと運用効率が良い傾向がありますが、減少傾向や小規模なファンドは安定運用が難しく、「繰上償還」のリスクもあるため注意が必要です。特に長期投資では、安定して資金が集まることが見込まれるファンドに投資をしたいですね。

POINT 3 過去の運用実績(トータルリターン)を確認する

3つ目は「過去の運用実績」、特に「トータルリターン」を確認します。ただし、過去実績は将来の実績を保証するものではありません。アクティブファンドでは、ベンチマークをどれだけ上回ったか示す「超過リターン」を重視し、継続的に超過リターンを稼いでいるかを見極めます。また、優れた実績を上げているファンドであっても短期で上げた実績ではなく、3年、5年、10年といった中長期で安定した実績であるかを確認することも重要です。長期の安定実績は、運用戦略やファンドマネージャーの手腕を示唆します。

一方でインデックスファンドは、各ファンドのベンチマークとなっているインデックス並みのパフォーマンスであることから、同一のベンチマークを持つファンドであれば運用実績に大きな差は出にくいです。そのため、投資したいインデックスは何か、ベンチマークからの乖離率を表すトラッキングエラーの小ささ、などが運用実績の観点でインデックスファンドを選ぶ際の目線となります。

【参考】投資信託人気ランキング

実際にどのような投資信託が多くの投資家から選ばれ、人気を集めているのか、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のランキングもぜひご覧ください。

まとめ:ファンドの違いを理解し、自分に合った資産運用を

この記事では、アクティブファンドとインデックスファンドという2種類の投資信託について、その基本的な違いから具体的な選び方まで詳しく見てきました。

改めて重要なポイントをまとめると、アクティブファンドは「市場を上回るリターン」を積極的に狙う「攻めの運用」が特徴です。一方、インデックスファンドは「市場に連動するリターン」を目指す「守りを意識した運用」と言えます。

どちらのファンドが優れている、という絶対的な答えはありません。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、投資信託をポートフォリオに組み入れることを検討してみると良いでしょう。

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