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本日の株式市況
イブニング・コメント
10日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前日比813円88銭
(1.20%)高の6万8557円73銭だった。前日の米株式市場で主要3指数が上昇した
流れを受け、東京市場でも人工知能(AI)・半導体関連株を中心に買いが優勢だっ
た。日経平均の上げ幅は一時1600円を超えたが、買い一巡後は利益確定の売り
圧力が強まり、午前は上昇していたキオクシアなどが下落に転じた。決算日を迎え
た上場投資信託(ETF)の分配金(配当に相当)捻出に絡む換金売りも需給面での
重荷となり、日経平均は次第に伸び悩んだ。
米中央軍は8日、イランへの攻撃を完了したと発表した。原油価格の下落でイン
フレ懸念が後退し、株式相場の支援材料となった。前日の米市場で半導体株が上
昇した流れを受け、東京市場でもソフトバンクグループ(SBG)や東エレク、フジク
ラなどAI・半導体関連が相場の上げを主導した。日本株との連動性を高めている
とされる韓国総合株価指数(KOSPI)が大きく上昇したことも、投資家のリスク許容
度を高めた。
片山さつき財務相は10日午前の閣議後記者会見で、「家計、年金積立金管理運
用独立行政法人(GPIF)をはじめとする年金基金に日本の金融資産へさらなる投
資をしてもらう方向で後押しをする方策を追求したい」との考えを示した。市場では
「具体案はこれからだろうが、株式市場にとってはポジティブ」(国内証券のストラテ
ジスト)との声が聞かれた。
午後の日経平均は上げ幅を縮小した。ETFの分配金捻出に伴う換金売りが出て、
相場の上値を抑えた。東海東京インテリジェンス・ラボの安田秀太郎マーケットア
ナリストは「市場もある程度警戒はしていたが、大引けにかけて上げ幅を縮小した
要因となった」と話した。もっとも、毎年7月前半の恒例イベントだけに「相場のトレ
ンドを左右するものではなく、市場の関心は安川電を皮切りに本格化する決算発
表に移っている」(安田氏)と指摘した。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は15.71ポイント(0.39%)高の4036.08
だった。JPXプライム150指数も続伸し、7.82ポイント(0.47%)高の1688.09で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で10兆4025億円、売買高は22億1193万株だっ
た。東証プライムの値上がり銘柄数は815。値下がりは706、横ばいは37だった。
ファナックや信越化、イビデンが上げた。一方、ファストリやリクルート、東京海上
は下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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