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本日の株式市況
モーニング・コメント
14日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落した。終値は前日比618
円06銭(0.98%)安の6万2654円05銭と、この日の安値で引けた。このところ急速に
水準を切り上げる展開が続き、13日には最高値を更新していたとあって、利益確
定売りが優勢になった。14時に2027年3月期(今期)の最終減益見通しを発表した
電線大手のフジクラが急落し、投資家心理を冷やした。東証プライム市場の売買
代金は概算で12兆376億円と、プライム市場の移行後で最大を記録した。
人工知能(AI)関連の主力株と位置づけられるフジクラの大幅安をきっかけに、A
Iや半導体関連銘柄を中心に売りが波及した。フジクラの27年3月期の純利益は前
期比1%減を見込み、市場予想も大幅に下回る。AIの普及を背景にデータセン
ター向け光ファイバーケーブルは堅調に推移するが、一部の原材料の調達が追い
つかなくなる懸念があるという。
これまでフジクラをはじめAI投資拡大の思惑から一方的に上昇してきた銘柄群に
は、フジクラの決算が利益確定売りのきっかけになったようだ。単一銘柄の日中取
引として過去最高の売買代金となる2兆円超えを記録したキオクシアも、大引けに
かけて下げ足を速めた。
同日の国内債券市場で長期金利は一時2.635%と、約29年ぶりの高水準を付け
た。金利上昇で株式の相対的な割高感も意識されやすくなっている。金利上昇は
将来に期待される利益を現在価値に換算する際の割引率を押し上げ、ハイテクな
どグロース(成長)株の逆風になりやすいとされ、株式相場の重荷になった。
13日の米株式市場ではナスダック総合株価指数が最高値を更新し、主要な半導
体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇した。東京市
場でもAI・半導体関連銘柄が買われ、午前の日経平均は上げ幅を拡大する場面
があった。
東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落した。終値は40.21ポイント
(1.03%)安の3879.27だった。JPXプライム150指数は3日ぶりに反落し、18.05ポイ
ント(1.10%)安の1619.91で終えた。
東証プライムの売買高は概算で31億6889万株だった。東証プライムの値下がり
銘柄数は869。値上がりは664、横ばいは38だった。
ソフトバンクグループ(SBG)やファストリが安い。ソニーGやレーザーテク、三井
不が下落した。一方、アドテストやファナックが高い。TDKやスクリン、村田製が上
昇した。
14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、終値は前日比370ドル26セント(0.74%)高の5万0063ドル46セントだった。5万ドル台で終
えるのは2月11日以来、3カ月ぶり。個別材料の出たシスコシステムズやエヌビディアに買いが入り、指数を押し上げた。一時は500ドル超上げ、2月10日に付けた最高値(5
万0188ドル)を上回った。
シスコは13.4%高となった。13日夕に発表した四半期決算では売上高などが市場予想を上回った。ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)からの人工知能(AI)イン
フラ需要が強く、26年7月期通期の収益見通しを引き上げたことも好感された。
エヌビディアは4.3%高で終えた。米政府が約10社の中国企業に対し、AI向け半導体「H200」の購入を許可したとロイター通信が14日に報じた。トランプ米大統領の訪中に
ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)も同行している。H200の対中の出荷実績はないとされるものの、中国向け輸出への期待などから買いを集めた。
市場では、「米国の主要企業の経営陣が参加するなか、世界の経済2大国がAIや製造業など重要分野での提携を拡大させるとの期待が投資家心理を支えた」(インタラク
ティブ・ブローカーズのホセ・トーレス氏)との指摘があった。AI関連の需要を意識した買いが半導体関連やソフトウエア株の一角に入った。
14日朝発表の4月の米小売売上高は前月比0.5%増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想に一致した。週間の米新規失業保険申請件数は21万1000件と市場予想
(20万5000件)を上回った。株式相場への影響は限定的だった。ただ、「前日までにインフレ懸念を高めた物価指標が続いたあとで、米長期金利が一段と上昇せず、株買い
につながった」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との声も聞かれた。
暗号資産(仮想通貨)関連銘柄も高かった。米連邦議会上院の銀行委員会は14日、仮想通貨市場を包括的に規制する「クラリティー法案」を審議した。同法案は委員会を
通過し、今後は上院本会議や下院で審議される見通し。ダウ平均の構成銘柄ではないが、法案の成立に一歩近づいたとして、仮想通貨交換業のコインベース・グローバル
やネット証券のロビンフッド・マーケッツがそれぞれ5%超上げた。
そのほかのダウ平均の個別銘柄では、キャタピラーやIBM、トラベラーズが買われた。半面、ボーイングやナイキ、アマゾン・ドット・コムが売られた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。終値は前日比232.878ポイント(0.88%)高の2万6635.222(速報値)だった。前日に続き最高値を更新した。ブ
ロードコムやパランティア・テクノロジーズが上げた。14日に新規株式公開(IPO)した半導体新興のセレブラス・システムズは初値が公開価格を89%上回った。終値は公開価
格に比べ68.1%高だった。
多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も続伸し、終値は前日比56.99ポイント(0.76%)高の7501.24(速報値)だった。連日で最高値を更新し、初めて
7500台に乗せた。
【日経QUICKニュース(NQN)】
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