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本日の株式市況
モーニング・コメント
16日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、終値は前日
比438円90銭(0.69%)高の6万3923円00銭だった。韓国総合株価指数(KOS
PI)などアジア株の上昇を支えに、人工知能(AI)・半導体関連の一角へ買い
が入った。大引けにかけて買いが強まり日経平均は高値引けとなった。米連
邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に原油相場が上昇を試すなか、
前場の日経平均は下げる場面も目立った。
15日の米株式市場で主要指数が軟調だった一方、16日はアジアの株価指数
がおおむね堅調に推移した。なかでも半導体株の比重が大きいKOSPIが上
げ幅を拡大すると、日本株にも海外短期筋などの株価指数先物買いが次第に
強まった。個別では東エレクが7営業日ぶりに反発したほか、アドテストも買い
が優勢となって日経平均を押し上げた。後場の日経平均はプラス圏での推移
が続いて大引けにかけて一段と上げ幅を広げる展開になった。
サウジアラビアからの原油供給が減るとの不安からニューヨーク原油先物は
5月中旬以来の高値水準を付け、インフレ懸念が高まる。FOMCや週末の日
銀金融政策決定会合では利上げがほぼ確実視されている。インフレ対応のた
めに日米中銀の利上げペースが加速するとの観測もくすぶっており、投資家
心理の重荷になった。ソフトバンクグループ(SBG)は前日に急伸していたが、
16日は一転して売りに押された。キオクシアも安かった。積極的な売買を見送
る投資家も多く、商いは低調だった。
金利上昇が追い風になりやすい銀行株ではメガバンク株が前場の買い一巡
後は失速して三菱UFJとみずほFGは下落して終えた。半面、9月末の権利取
りを見据えて配当利回りが相対的に高い地銀株は後場にかけて上げ幅を広
げた。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は前日比24.56ポイント(0.61%)高
の4061.72だった。JPXプライム150指数も反発し、8.29ポイント(0.49%)高の
1696.74で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で6兆7075億円と8月26日以来の低水準
だった。売買高は17億6909万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は
1048と全体の67%だった。値下がりは452、横ばいは53だった。
ファストリ、リクルート、信越化、フジクラが上昇した。一方、コナミG、大塚HD、
イビデン、メルカリが下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落した。終値は前日比631ドル21セント(1.21%)安の5万1461ドル90セントと
6月中旬以来3カ月ぶりの安値だった。米連邦準備理事会(FRB)が利上げを決めた。市場では追加利上げの可能性も意識され、株売りが優勢となった。ダウ
平均の下げ幅は一時900ドルを超えた。
FRBは16日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.25%引き上げると決めた。利上げは2023年7月以来3年2カ月ぶり。参加者の政策金
利見通し(ドットチャート)では、26年末の予想中央値が0.25%の利上げ1回分に相当する水準となった。
ウォーシュ議長は記者会見で「インフレが高すぎるうえに、その状況が長く続いている」と語り、物価上昇への警戒を改めて示した。市場では「インフレが収ま
るまでは利上げが続くとの懸念が強まり、株売りの勢いが強まった」(ジョーンズ・トレーディングのマイケル・オルーク氏)との指摘があった。
ウォーシュ氏は現在の金融環境を引き締め的と表現するのは難しいとの認識を改めて示した。市場では「金融緩和の縮小を進める意志の表れだ」(インタラ
クティブ・ブローカーズのスティーブ・ソスニック氏)との見方があった。
16日の米債券市場ではウォーシュ氏の記者会見中に短期を中心に国債の利回りが上昇した。金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りは一時、前日比
0.07%高い4.73%を付けた。長期金利の指標となる10年債利回りも上がり、株式相場の重荷となった面がある。
FRBの結果が発表される前はダウ平均が上昇する場面があった。16日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近10月物は
1バレル102ドル台と前日に比べ3%あまり下落した。サウジアラビアからの石油供給を巡る懸念がいったん薄れ、原油高が一服した。金利も低下しており、主
力株の一角が買われていた。
ダウ平均の構成銘柄ではIBMやゴールドマン・サックス、ボーイングが下落した。アメリカン・エキスプレスやシスコシステムズ、シェブロンも安かった。半面、
ハネウェル・テクノロジーズやエヌビディア、メルクが上昇した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に3日続落した。終値は前日比3.146ポイント(0.01%)安の2万5978.425(速報値)だった。ネットフリッ
クスや半導体製造装置のアプライドマテリアルズが下落した。
半面、インテルが上昇した。韓国半導体大手のSKハイニックスが米国で半導体メモリーを生産する計画を巡り、受託生産を手掛けるインテルと協議している
とロイター通信が16日に報じ、材料視された。
【日経QUICKニュース(NQN)】
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