本日の株式市況

モーニング・コメント

26日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落し、終値は前 日比145円97銭(0.27%)安の5万3603円65銭だった。米国・イランの和 平協議の進展に対する懐疑的な見方や原油相場の高止まり、節目の 5万4000円台乗せによる達成感を背景に、戻り待ちや持ち高整理の売 りが優勢になった。午後に下げ幅を500円超まで拡大する場面があった が、大引けにかけては海外投機筋とみられる日経平均先物への断続 的な買いが入って下げ渋った。
米国による和平案をイラン側が拒否したとも伝わるなか、25日の日経 平均は停戦を先取りした買いで1500円近く上げていたため、上値では 売りが出やすかった。楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマー ケットアナリストは「停戦協議を進めるにも、米国とイランが互いに有利 な条件を引き出そうと強硬姿勢を強める可能性がある」と話す。イラン 側が交渉のテーブルに着くかも不透明感が強いとみていた。
午前の日経平均は400円あまり上昇する場面があった。米国とイラン の和平交渉進展への期待から、25日の米株式市場でダウ工業株30種 平均は反発した。米中首脳会談の日程が5月14~15日と伝わり、米国 がイランとの早期停戦を模索するとの思惑も投資家心理を強気に傾け た。米株高の流れを受けて午前の日経平均は先物主導で400円あまり 上昇する場面があるなど、短期筋を中心とした買い意欲は根強かった。
東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反落した。終値は8.19ポイント (0.22%)安の3642.80だった。JPXプライム150指数も3日ぶりに反落し、 5.61ポイント(0.37%)安の1517.99で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で6兆6956億円。売買高は21億682 万株と2カ月ぶりの低水準だった。東証プライムの値下がり銘柄数は 983。値上がりは549、横ばいは53だった。
アドテストやファナックが売られ、ファストリや東京海上も下げた。一方、 ダイキンやフジクラが買われ、三菱商や三井物は上げた。

26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、終値は前日比469ドル38セント (1.01%)安の4万5960ドル11セントだった。米国とイランの停戦交渉が難航するとの警戒感 が高まった。米国が大規模な軍事作戦に踏み切るのではないかとの懸念で原油価格が上 昇し、株には売りが膨らんだ。
イランは米国の示した和平計画を拒否し、5項目の条件を米側に逆提案した。トランプ米 大統領は米東部時間26日朝、イランに関して「手遅れになる前に早く真剣になった方がい い」と自身のSNSに投稿した。双方が歩み寄る様子がみられず、戦闘が早期に終結すると の見方が後退し、株売りが優勢になった。
米ニュースサイトのアクシオスは26日、米国防総省が地上軍の投入や大規模な爆撃と いった軍事計画を策定していると報じた。戦闘が激化すれば和平協議は進まず、中東情勢 は緊迫した状態が続くとの警戒感が高まった。
中東情勢を巡る不透明感で、米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディ エート)の期近5月物は、前日比5%あまり高い1バレル95ドル台半ばを付けた。原油高が インフレを助長し、個人消費や設備投資意欲を冷やすとの見方も株式相場を下押しした。
経済協力開発機構(OECD)は26日、2026年の20カ国・地域(G20)のインフレ率を前年比 4.0%と、前回25年12月時点の予測から1.2ポイント上方修正した。インフレへの懸念で、26 日の米金利先物市場では米連邦準備理事会(FRB)が年末までに0.25%利上げに動く確 率が上昇した。米長期金利の指標となる米10年物国債の利回りも上昇し、株式の相対的な 割高感が意識された。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、半導体のマイクロン・テクノロジーが下げた。アルファ ベット傘下のグーグルが人工知能(AI)を動かす際に必要な半導体メモリー量の削減につ ながる技術を発表した。半導体需要に影響するとみた売りが引き続き根強かった。アドバン スト・マイクロ・デバイス(AMD)やインテルなど他の半導体株にも売りが及んだ。
ダウ平均の構成銘柄ではエヌビディアやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトが下げた。 ボーイングやキャタピラー、ゴールドマン・サックスも売られた。スリーエム(3M)やJPモル ガン・チェース、ナイキも下落した。一方、セールスフォースとシェブロン、ベライゾン・コミュ ニケーションズは上昇した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。終値は前日比521.744ポイン ト(2.37%)安の2万1408.081(速報値)と、2025年9月以来の安値を付けた。25年10月29日 に付けた最高値(2万3958)からの下落率は「調整局面入り」の目安とされる10%を超えた。
メタプラットフォームズとアルファベットが大幅に下げた。未成年のSNS依存に関する訴 訟で米裁判所から損害賠償の支払いを命じられたことが売り材料だった。
多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は反落し、終値は前日比 114.74ポイント(1.74%)安の6477.16だった。25年9月以来の安値となった。
【日経QUICKニュース(NQN)】

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