本日の株式市況

イブニング・コメント

18 日の東京株式市場で日経平均株価は4 営業日ぶりに反発し、終値は前 日比117 円90 銭(0.31%)高の3 万8079 円70 銭だった。上げ幅は一時200 円を超えた。日経平均は前日までの3 日間で1500 円あまり下がっていた反 動もあり、直近で下落が目立っていた銘柄を中心に自律反発狙いの買いが 入った。台湾積体電路製造(TSMC)の午後の取引時間中の決算発表を受 けて、半導体関連株の一角に買いが集まり、日経平均はこの時間帯に250 円 を超えて上昇した。
寄り付き直後は17 日の米半導体株安を受けた売りで、下げ幅が300 円を 超える場面もあったが、売り一巡後に日経平均は上げに転じた。東京市場の 半導体関連株はオランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングの市 場予想を下回る決算内容が前日の取引時間中に伝わり、先行して下落して いた面もあり、下値では押し目買いが入った。TSMCが日本時間14 時30 分 に発表した2024 年1~3 月期決算は純利益が市場予想を上回り、アドテスト は大引けにかけて一段高となった。
東証プライム市場の値上がり銘柄数は全体の8 割を超え、幅広い銘柄に買 いが入った。日本政府観光局(JNTO)が17 日発表した3 月の訪日客数は単 月として初めて300 万人を超え、百貨店や空運などインバウンド(訪日外国 人)関連も買われた。岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長は「ASM Lの決算を受けた半導体株の急落は過剰との見方が広がり、見直し買いも入 った」とみていた。
東証株価指数(TOPIX)は4 営業日ぶりに反発した。終値は14.30 ポイント (0.54%)高の2677.45 だった。JPXプライム150 指数は4 営業日ぶりに反発 し、3.70 ポイント(0.32%)高の1158.23 で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4 兆590 億円、売買高は15 億2028 万 株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1396。値下がりは224、横ばいは 32 だった。
第一三共や京セラ、東京海上が上げた。一方、小田急や富士フイルムは下 げた。前日の米株式市場で英半導体設計大手アームが大幅安となった流れ を受け、アーム株を保有するソフトバンクグループ(SBG)も下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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