本日の株式市況

イブニング・コメント

13日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、終値は前週末 比1315円00銭(1.92%)安の6万7242円73銭だった。韓国株が大幅に下落し、東京 市場でも人工知能(AI)・半導体関連株などに売りが波及した。中東情勢の緊迫も 重荷となり、海外勢などによる日経平均先物への断続的な売りに押されて日経平 均の下げ幅は1900円を超える場面があった。
13日午後の韓国株式市場で半導体株の比重が大きい総合株価指数(KOSPI) が一段安となり、取引を一時中断する「サーキットブレーカー」が発動された。半導 体のSKハイニックスの米預託証券(ADR)が10日、米ナスダック市場に上場した。 同社の韓国上場株はADR上場期待でこれまで上昇してきた面もあり、イベントを 通過したことによる利益確定売りが膨らんだ。韓国株の下落に歩調を合わせ、東 京市場でもキオクシアのほか東エレクやアドテストなどのAI・半導体関連株が一段 安となり、日経平均を下押しした。
イランメディアは現地時間12日、イランの革命防衛隊がホルムズ海峡を再封鎖し、 いかなる船舶の通航も認めないと宣言したと伝えた。米国もイラン側への攻撃を実 施するなど両国の攻撃応酬が続く。原油価格の上昇による景気や企業業績の悪 化への懸念も日本株の売りを促した。
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は日本時間午後、 6月の月次売上高を発表した。売上高は前年同月を30カ月連続で上回った。堅調 な売上高推移を好感したとみられる買いが日本株に波及し、日経平均は大引けに かけて下げ渋った。大和証券の坪井裕豪チーフストラテジストは「韓国株の大幅安 で悪化していた地合いの改善につながった。もっとも、TSMCは週内に四半期決 算の発表を控えているので、内容を確認する必要はある」とみていた。
朝方は前週末の米株式相場の上昇を引き継いだ買いが先行し、日経平均は500 円あまり上昇する場面があった。銀行株が堅調に推移し、金利の先高観が強まる なかで三菱UFJは上場来高値を更新し、時価総額は初めてトヨタやキオクシアを 抜いて首位となった。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落した。終値は28.59ポイント (0.71%)安の4007.49だった。JPXプライム150指数は3営業日ぶりに反落し、9.31 ポイント(0.55%)安の1678.78で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で10兆127億円、売買高は19億7558万株だった。 東証プライムの値下がり銘柄数は941。値上がりは571、横ばいは46だった。
イビデンや太陽誘電、TDKが下げた。一方、良品計画やリクルート、テルモは上 げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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