本日の株式市況

イブニング・コメント

27日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落した。終値は前日比130 円18銭(0.20%)安の6万6131円98銭だった。米エヌビディアの四半期決算は好感 されたものの、前日に上昇していた人工知能(AI)・半導体関連株の一部が売られ て日経平均を下押しした。米国で27日に開幕する経済シンポジウム(ジャクソン ホール会議)の内容を見極めたいとして持ち高調整の売りが出やすかったのも相 場の重荷となった。
エヌビディアが日本時間27日早朝(米東部時間26日夕)に発表した2026年5~7 月期決算は市場予想を上回る増収増益となった。決算説明会では28年1月期通 期は約70%の増収になるとの見通しを示し、市場予想を大きく超過。だが、同社に 最先端の半導体検査装置を供給するアドテストは前日に先回りする形で上昇して いたのもあって利益確定売りに押され、1社だけで日経平均を260円あまり押し下 げた。
ジャクソンホール会議では28日に米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長が 講演する。7月の米個人消費支出(PCE)物価指数の伸びが市場予想を上回るな どインフレ懸念は根強く、ウォーシュ氏が利上げに前向きな「タカ派」に傾くとの警 戒もくすぶる。「米金融政策の不透明感から日本株の先行きも読みづらい」(国内 運用会社)といい日経平均の下げ幅は400円を超す場面があった。
朝方は日経平均が一時700円近く上昇した。好決算を発表したエヌビディア株は 時間外取引で買われ、日本時間27日の取引では米株価指数先物も上昇した。岩 手県で新たな製造棟を建設すると報じられたキオクシアが大きく上昇したほか、東 エレクやフジクラなどAI・半導体関連では上昇する銘柄も多く日経平均を下支えし た。
日銀の氷見野良三副総裁は27日に埼玉県で開いた金融経済懇談会に出席し、 利上げについて「毎回の金融政策決定会合でしっかりと議論したい」などと語った。 次回9月の会合での利上げを決定づける内容はなく、金利上昇の勢いが一服した ことも日本株の支えとなった。
東証株価指数(TOPIX)は6日続伸した。終値は6.20ポイント(0.15%)高の 4117.22だった。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反落し、0.22ポイント (0.01%)安の1716.94で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で7兆8700億円、売買高は19億6156万株だった。 東証プライムの値下がり銘柄数は769で、値上がりは712、横ばいは74だった。
ファストリやリクルート、コナミGが下げた。一方、イビデンやソフトバンクグループ (SBG)、TDKが上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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