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本日の株式市況
モーニング・コメント
5日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前週末比1637円
40銭(2.40%)高の6万9946円86銭だった。終値ベースの6万9000円台回
復は8月17日以来約1カ月半ぶり。一時1700円超上昇し、取引時間中とし
ては7月6日以来約3カ月ぶりに7万円を上回る場面があった。前週末2日
に発表された9月の米雇用統計が市場予想を下回り、米連邦準備理事会
(FRB)の早期追加利上げ観測が後退した。投資家のリスク選好姿勢の強
まりを受け、半導体関連銘柄などの主力株に買いが入り、日経平均を押し
上げた。
日経平均は朝方から上昇し、前場に一時7万円を上回った。アドテストは
連日で上場来高値を更新した。主力株の一角であるファストリの上昇も寄
与した。2日に発表したカジュアル衣料品店「ユニクロ」の国内既存店(直
営店、電子商取引=EC含む)の売上高が9月に前年同月比10.8%増えた
ことが好感された。
日経平均は午後に伸び悩む場面もあった。9月29日終値の6万5000円
台から短期間で4000円程度上昇しており、高値では利益確定目的の売り
が出た。半導体のウエートが高い台湾加権指数が連日で最高値を更新し
たことなどを支えに、引けにかけては持ち直した。
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは「米国の利上
げ観測の後退が影響して5日の日経平均は大幅高となったものの、足元
の急ピッチの上昇で水準が切り上がっており、今後は上値の重い展開も考
えられる。一段の上昇には新たなカタリスト(材料)が必要」との見方を示し
た。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は54.22ポイント(1.33%)高の
4145.22だった。JPXプライム150指数は反発し、26.94ポイント(1.56%)高
の1750.40で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で7兆7509億円、売買高は22億5895万
株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は863。値下がりは633、横ばい
は56だった。
ソフトバンクグループ(SBG)やTDK、京セラが上げた。一方、キオクシア
や塩野義、フジクラは下げた。
5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、終値は前週末比90ドル94セント(0.17%)高の5万1267ドル90セン
トだった。ダウ平均は下げる場面があったが、米原油先物相場が前週末比で軟調に推移し株式市場の投資家心理の改善につながった。大型ハイテク株
の上昇が目立った。
5日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物は前週末終値の1バレル91ドル台から89ドル台に下落した。前週末
に主要7カ国が石油備蓄の協調放出を決定したほか、中東からの原油輸出量の回復などが原油先物を下押しした。
米サプライマネジメント協会(ISM)が5日発表した9月の米非製造業(サービス業)景況感指数は54.9だった。市場予想を下回ったものの、好不況の判
断の目安となる50を27カ月連続で上回り、株式相場の底堅さにつながった。
フランスで財政不安が強まっているほか、5日にはスペインのサンチェス首相が総選挙を実施すると表明した。世界的な政治・財政への不透明感から、
長期金利が上昇している。5日の米債券市場でも長期金利が一時、前週末比0.07%高い5.34%を付けた。金利が上昇すると、株式に売りが出てダウ平
均が下落する場面があった。
ただ、市場では「米長期金利の上昇ペースは月間で0.50%程度上昇した9月に比べて緩やかになっているとの認識が強まり、次第に(株式には)買い
が増えた」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との見方もあった。
超大型テック株の買いが目立った。ダウ平均の構成銘柄では、エヌビディアやマイクロソフト、アルファベットが上昇した。ビザとユナイテッドヘルス・グ
ループも高かった。半面、メルクやセールスフォース、IBMが下落した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸した。終値は前週末比286.446ポイント(1.05%)高の2万7477.310(速報値)と、9月22日に付
けた最高値を更新した。メタプラットフォームズやブロードコム、テスラが上昇した。スペースXは7.6%高で取引を終えた。
【日経QUICKニュース(NQN)】
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