本日の株式市況

イブニング・コメント

21日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値は前週末 比2091円07銭(3.26%)高の6万6232円19銭だった。3連休前の17日の日経平均 は一時4000円あまりの大幅安を演じたため、21日は人工知能(AI)・半導体関連を 中心に自律反発狙いの買いが優勢だった。20日の米半導体株の上昇に加え、21 日の韓国株の反発も、投資家心理を上向かせた。キオクシアやアドテストなど前週 まで下げが目立った銘柄群が取引終了にかけて強含むと、日経平均もじり高とな り、この日の高値で終えた。
17日の日経平均は前の日に比べ2694円安となり、1日の下げ幅としては歴代5 位の大きさだった。米半導体株安を背景に国内のAI・半導体関連が軒並み安と なった。日本市場が祝日で休場だった20日の米株式市場では、主要な半導体関 連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4営業日ぶりに反発。 21日の韓国株式市場では、韓国総合株価指数(KOSPI)も3%強の上昇となった。 東京市場ではキオクシアが一時18%高となったほか、ソフトバンクグループ(SB G)やイビデンなども上昇が目立った。
前週までの株価急落で信用取引の追加証拠金(追い証)が発生した個人投資家 が増えているとされる。追い証の発生後、期日までに追加の保証金を差し入れら れなかった場合、証券会社が信用取引を強制決済する。キオクシアなど信用買い 残が膨らんでいるAI・半導体関連銘柄の一角には強制決済に伴う売りが週前半に かけて出るとの観測もあったが、きょうの株式市場では影響は目立ったなかった。 半面、個人投資家による短期のリバウンドを狙った買いが通常よりも多かったとの 声があった。
日経平均は朝方に伸び悩む場面もあった。イエメンの親イラン武装組織フーシが 20日にサウジアラビアに対して紅海を念頭に「海上封鎖」を即時実施すると宣言し たと伝わったほか、米国とイランの対立が深まるとの懸念も根強い。原油相場が上 昇すれば、資源の多くを中東から輸入する日本企業の業績に逆風との見方が日 本株売りを促した。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発した。終値は95.74ポイント (2.44%)高の4014.95ときょうの高値で引けた。JPXプライム150指数も3営業日ぶ りに反発し、36.29ポイント(2.21%)高の1680.78ときょうの高値で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で9兆9675億円、売買高は23億2198万株だった。 東証プライムの値上がり銘柄数は1231。値下がりは294、横ばいは33だった。
ファストリが買われ、村田製や太陽誘電も上げた。一方、コナミGや任天堂が売ら れ、テルモやオリンパスも下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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