本日の株式市況

モーニング・コメント

13日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落し、終値は3連休前の9日に比べ 1253円40銭(1.82%)安の6万7777円52銭だった。前日の米半導体株安や中東情勢の 緊迫を背景に、東京市場では人工知能(AI)・半導体関連が軒並み売られた。日経平 均の下げ幅は一時1900円を超えたが、日経平均が6万7000円に近づく水準では押し目 とみた買いが入り、下げ幅を縮小して終えた。
12日の米市場では中国メモリー大手の長キン存儲技術(CXMT)が記憶容量を高め た新製品の開発で重要な進展があったと伝わり、競争激化への懸念から半導体株へ の売りが目立った。米半導体株安の流れを受け、東京市場でも朝方からAI・半導体関 連が軒並み下げた。伊藤忠総研の武内浩二主席研究員は「技術的に脅威になりうると いう警戒感が関連銘柄の下げにつながっているのは明らかだが、本当に競争力のある 相手か否かは今後見極めていく必要がある」と指摘した。
中東不安への懸念も相場の重荷となった。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が10 ~11日にかけてサウジアラビアの首都リヤドの国際空港を攻撃した。中東からの原油 供給の停滞が続くとの見方から12日のニューヨーク原油先物相場では約2週間ぶりの 高値を付けた。原油高が日本の景気や企業業績の下振れにつながるとの警戒感が投 資家心理を下向かせた。
日経平均は軟調に推移したものの、日本株全体でみるとAI・半導体関連以外は上昇 する銘柄が多かった。三菱UFJなどの銀行や、豊田通商などの商社株への買いが目 立った。原油高を受けて石油関連株も買われた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は5.86ポイント(0.14%)高の4110.67だった。 JPXプライム150指数は反落し、2.11ポイント(0.12%)安の1729.12で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で7兆9640億円、売買高は23億5628万株だった。東 証プライムの値下がり銘柄数は380。値上がりは1140、横ばいは32だった。
ソフトバンクグループ(SBG)やキオクシア、アドテストが下げた。一方、コナミGやリク ルート、ファストリは上げた。

13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、終値は前日比180ドル45セント(0.34%)安の5万1670 ドル10セントだった。四半期決算を発表したジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が売られるなどヘルスケア関連の下げが目立った。景気敏感株の一角に も売りが出て、指数を押し下げた。
J&Jが13日朝発表した2026年7~9月期決算では売上高などが市場予想を上回った。一方、事業別では医療機器関連の売上高が市場予想に届か ず、売り材料視された。ほかのダウ平均の構成銘柄では、メルクやアムジェンなど製薬株も安かった。
半導体メモリー関連の一角も売られた。ダウ平均の構成銘柄ではないが、マイクロン・テクノロジーやサンディスクの下げが目立った。中国同業との競 争激化への警戒が前日に続いて重荷となった。ダウ平均の構成銘柄では、人工知能(AI)関連の一角とみられているキャタピラーが下落した。
ダウ平均は400ドルあまり上昇する場面があった。ゴールドマン・サックスとユナイテッドヘルス・グループは市場予想を上回る四半期決算を13日に発表 し、朝方は買いが先行した。その後は利益確定の売りが出て、ともに下落に転じた。市場では「積極的に買えるほどの好材料ではなかった」(インタラク ティブ・ブローカーズのスティーブ・ソスニック氏)との見方があった。
そのほかではボーイングやJPモルガン・チェース、ウォルマートが下落した。半面、IBMやセールスフォース、シェブロンが買われた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。終値は前日比41.523ポイント(0.15%)安の2万7204.380(速報値)だった。アプライドマテリ アルズ(AMAT)やスペースXが売られた。一方、メタプラットフォームズは上昇した。前日発表の新型AIモデルに対してアナリストから高評価が相次ぎ、 買いが集まった。
【日経QUICKニュース(NQN)】

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