本日の株式市況

イブニング・コメント

2日の東京株式市場で日経平均株価は大きく反落した。終値は前日比 1276円41銭(2.38%)安の5万2463円27銭だった。米国とイランの戦闘が近 く終わるとの期待感から朝方は上昇していたものの、トランプ米大統領の 演説で早期終結の期待が剥落。幅広い銘柄が一転して売られ、日経平均 の下げ幅は1400円を超える場面もあった。
トランプ氏は日本時間2日午前10時(米東部時間1日午後9時)の演説で、 イランとの戦闘について「米軍は圧倒的な勝利を収めた」と強調した。だが 「今後2~3週間」は攻撃を続ける考えを示した。中東情勢の緊迫がしばら く続くとの見方が広がり、日本株の売りを促した。
トランプ氏の演説後にはニューヨーク原油先物相場が1バレル106ドル台 に水準を切り上げるなど原油価格が再び騰勢を強めている。長引く原油高 がエネルギーの大半を輸入に頼る日本の景気の下振れリスクにつながる との警戒感が根強く残ったのも株価の重荷となった。
新年度入り直後とあって、金融機関などが早めに利益を実現する「期初 の売り」が株価を押し下げたとの指摘もある。三井住友トラスト・アセットマ ネジメントの上野裕之氏は「トランプ氏の演説は目新しい材料が何もなかっ た。加えて、季節的な需給面の悪化も株安につながった」とみていた。
朝方は日経平均が500円あまり上昇する場面もあった。1日にトランプ氏 はイラン側が停戦を求めてきたと主張し、ロイター通信とのインタビューで は「かなり早くイランから撤退する」と説明。早期の戦闘終結への期待感か ら主要な米株株価指数が上昇し、日本株にも買いが先行していた。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は59.23ポイント(1.61%)安の 3611.67だった。JPXプライム150指数も反落し、23.96ポイント(1.57%)安の 1505.42で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で7兆8181億円、売買高は26億1274万 株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1224で、値上がりは319、横 ばいは35だった。
1日に新株予約権付社債(転換社債=CB)の発行を発表したアドテスト の下げが目立った。ソフトバンクGや東エレクも安い。一方、KDDIや中外 薬、三菱重が上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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