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本日の株式市況
イブニング・コメント
15日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続落し、前日比8円89銭
(0.01%)安の6万3484円10銭で終えた。14日の米半導体株安の流れを引き継い
で、東京市場でも一部の人工知能(AI)・半導体関連に売りが膨らんだ。国内債券
市場での長期金利の上昇を受け、相対的な株式の割高感を警戒する売りが優勢
だった。
米アンソロピックの最高経営責任者(CEO)が最先端のAI開発を減速すべきだと
呼びかけたのを受け、14日の米株式市場では主要な半導体関連銘柄で構成する
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が約6%下落した。AI開発が減速するとの
懸念を先に織り込んで14日の東京市場でも関連株は軒並み下落したが、翌15日も
関連銘柄の一角に売りが優勢だった。アドテストや東エレク、フジクラなどが下落し
た。
世界的な金利上昇も重荷となった。米長期金利が日本時間15日午後の時間外
取引で再び5%台に上昇。国内債券市場でも長期金利は一時3.030%と1996年9
月以来、30年ぶりの高さとなった。原油高によるインフレ圧力の高まりが債券売り
を促した。米ブルームバーグ通信が15日午後、高市早苗政権が防衛費を国内総
生産(GDP)比3.5%への引き上げを検討していると報じ、財政悪化への懸念が国
債売りを促したとの見方もあった。
日経平均は上昇し、上げ幅が600円を超える場面もあった。14日に出資する米
オープンAIの上場延期観測から大幅安となったソフトバンクグループ(SBG)が急
反発し、1銘柄で日経平均を350円程度押し上げた。大和アセットマネジメントの建
部和礼チーフ・ストラテジストはきょうの相場に対し「堅調な業績を背景に日本株の
先高観が崩れたわけではない。金利上昇や原油高は重荷となるが、今後も底堅い
展開が続く」との見方を示した。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は21.05ポイント(0.52%)安の4037.16
だった。長期金利は上昇したものの、三菱UFJや三井住友FG、野村、第一ライフ
など金融株の買いにはつながらなかった。JPXプライム150指数は反落し、10.31ポ
イント(0.61%)安の1688.45で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で7兆4384億円、売買高は18億8588万株だった。
東証プライムの値上がり銘柄数は800。値下がりは685、横ばいは68だった。
リクルートやキオクシア、村田製が上げた。一方、豊田通商とソニーGは下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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