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本日の株式市況
モーニング・コメント
10日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値
は前週末比1363円51銭(2.08%)高の6万6970円22銭だった。米雇用
統計の下振れで早期利上げ観測が後退し、前週末の米株式市場では
主要3指数が上昇した。ハイテク株の上げが目立ったことから、東京市
場でも人工知能(AI)・半導体関連を中心に買いが優勢となった。上げ
幅は一時1400円を超えた。
7月の米雇用統計の結果を受けて、米連邦準備理事会(FRB)が利
上げを急がず、インフレ動向を見極める余地が広がるとの見方につな
がった。早期利上げ観測の後退で米長期金利が低下し、高PER(株価
収益率)のハイテク株などの相対的な割高感が薄れたことから、半導
体株を中心に買われた。米市場の流れを受け、東京市場でも朝方から
アドテストやイビデンなどAI・半導体関連に物色が向かった。7日に通
期業績の見通しを引き上げたリクルートが、制限値幅の上限(ストップ
高水準)まで買われたことも、投資家心理を上向かせた。
もっとも、買い一巡後は11日の祝日を控え、次第に持ち高調整の売り
などが出て、指数の上値は重かった。国内長期金利が上昇したことで、
利払い負担の増加につながる不動産銘柄の下落も指数の上値を抑え
た。
東証株価指数(TOPIX)は5日続伸した。終値は25.68ポイント
(0.63%)高の4100.61だった。一時7月6日に付けた終値ベースの最高
値(4101.96)を上回り、終値でも接近した。JPXプライム150指数は4日
続伸し、19.55ポイント(1.14%)高の1728.03で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で9兆1904億円、売買高は25億4848
万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は916。値下がりは603、
横ばいは37だった。
オリンパスやコナミG、中外薬が上げた。一方、KDDIやセコム、東京
海上は下げた。
11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、終値は前日比184ドル13セント(0.34%)安の5万3791ドル85セント
だった。原油価格が上昇し、株式相場の重荷となった。12日に7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて持ち高調整の売りも出た。
11日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近9月物は前日比1%あまり上昇した。ホルムズ海峡の開放を巡って米
国とイランが互いに賠償を求める姿勢を示している。イエメンの親イラン武装組織フーシによる紅海でのサウジアラビア船舶攻撃で死者が出たことが11
日に分かり、中東の緊張緩和やエネルギー輸送の正常化に時間がかかる可能性が意識された。
12日発表の7月の米CPIは前月比の上昇率が6月を上回る一方、前年同月比では伸びが小幅に鈍化するとみられている。CPIが示すインフレの基調
が米利上げ観測や米国債利回りに影響するとみられ、注目度が高い。ダウ平均は前週に最高値を更新し、週間の上げ幅が2025年6月以来の大きさと
なっていた後で、利益確定の売りも出やすかった。
ダウ平均は上げる場面もあった。米国とイランが何らかの合意に近づいていると仲介国パキスタンのハワジャ国防相が11日に米ブルームバーグ通信
に語った。原油相場が下落する場面があり、株式相場を支えた。
エヌビディアが10日夕にアポロ・グローバル・マネジメントなど金融大手6社と人工知能(AI)インフラ構築を支援する仕組みを作ると公表した。エヌビ
ディアの半導体の販売を後押しするとみられ、グーグル親会社のアルファベットやアマゾン・ドット・コムといった自社設計のAI半導体を手掛けるハイパー
スケーラー(大規模クラウド事業者)などが売られた。
ハネウェル・テクノロジーズやナイキ、シスコシステムズも下げた。エヌビディアは小幅安だった。一方、ホーム・デポやIBM、シェブロンは上げた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。終値は前日比159.911ポイント(0.60%)安の2万6445.446(速報値)だった。スペースXが反
落し、ブロードコムも売られた。一方、半導体メモリーのサンディスクや半導体製造装置のKLAなどは高かった。
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