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本日の株式市況
モーニング・コメント
19日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落した。終値は前日比2134円
31銭(3.16%)安の6万5326円42銭で、7日以来およそ2週ぶりに6万6000円の節
目を割り込んだ。前日の米半導体株安や世界的な金利上昇圧力を受けて人工知
能(AI)・半導体関連株が売られ、相場の下げを主導。19日のアジア市場でハイテ
ク株の比率が高い韓国総合株価指数(KOSPI)や台湾加権指数が大きく下げた
のも投資家心理を冷やし、日経平均の下げ幅は一時2300円を超えた。
18日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体
株指数(SOX)が5%近く下落した。18日は米30年物国債の利回りが19年ぶりの
高水準をつけたほか、日本では長期金利が一時2.945%と約30年ぶりの水準に上
昇。欧州でも主要国の国債利回りが上昇するなど中東情勢が混迷するなか世界
的に金利の先高観が強まっており、PER(株価収益率)の高いハイテク銘柄には
相対的な割高感を意識した売りが出やすかった。
インフレ圧力が強まるなか、国内外では経済指標の弱さも目立ち始めている。内
閣府が17日公表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率
1.1%増と市場予想に届かなかった。米国では7月の小売売上高が予想に反して
マイナスとなっていた。T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは
「(景気減速と物価上昇が同時に起きる)スタグフレーションの兆しをいち早く察知
する動きが強まり、株価下落に拍車をかけた」と話す。
東証プライム市場では値下がり銘柄数が1155と全体の7割強を占めた。AI・半導
体関連や機械株のほか、金利上昇の恩恵を受けやすい銀行株も利益確定の売り
に押された。もっとも、市場では「AI・半導体関連を中心に4~6月期は好業績の銘
柄も多く、総悲観に傾いているわけではない」(フィリップ証券の増沢丈彦・株式部
トレーディング・ヘッド)との声があった。東証プライムの値上がり銘柄数は362、横
ばいは39だった。
東証株価指数(TOPIX)は3日続落した。終値は127.91ポイント(3.09%)安の
4012.31だった。JPXプライム150指数も3日続落し、48.08ポイント(2.78%)安の
1678.86で終えた。東証プライムの売買代金は概算で10兆1151億円、売買高は25
億1136万株だった。
ソフトバンクグループ(SBG)とキオクシアが大幅安となった。フジクラや古河電
の下げが目立ったほか、トヨタやファナック、三菱UFJも売られた。一方、メルカリ
やキッコマンが高い。コナミGやアステラスが上昇した。
19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、終値は前日比119ドル65セント(0.22%)高の5万3463ドル05セ
ントだった。米財務省が国債の買い入れ額の上限を引き上げると同日に発表した。長期債を中心に国債利回りが低下(債券価格は上昇)し、株式相場の支えと
なった。
米財務省は、国債の買い入れ消却(バイバック)の1回あたりの上限額を20億ドルから少なくとも40億ドルに引き上げる方針を発表した。10~20年債と20~30年
債が対象となり、期間は11月4日までとした。
米債券市場では長期金利が前日比0.07%低い4.63%を付ける場面があった。市場では「世界的に債券の利回りが上がっていたこともあり、今回の発表を受けて
さらなる上昇に歯止めがかかったのは株式相場にとって好材料だった」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との声が聞かれた。
ダウ平均の構成銘柄ではメルクの上げが目立った。一部の皮膚がんを対象にバイオ製薬のモデルナと共同開発してきた治療法の臨床試験(治験)で良好な結
果を得たと19日に発表し、好感した買いが集まった。
半導体関連株や人工知能(AI)関連銘柄の一角が売られた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は18日夜、米オープンAIの2026年4~6月期の売上高
が67億ドルで、アンソロピックの同四半期の売上高(116億ドル)を下回ったと報じた。ダウ平均の構成銘柄ではないが、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)や
ブロードコムが下げた。
米連邦準備理事会(FRB)は19日午後、7月28~29日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。多くの参加者はインフレ圧力が落ち着
かない場合には今後、金融引き締めを行う可能性があると意見した。市場では「7月の会合後にFRB高官が発言したことをほぼ反映した内容だった」(サンタン
デールのスティーブン・スタンレー氏)との声が聞かれ、相場への影響は限られた。
そのほかのダウ平均の構成銘柄ではセールスフォースやアムジェン、ウォルト・ディズニーが買われた。ナイキとアマゾン・ドット・コムも高かった。半面、キャタピ
ラーやハネウェル・テクノロジーズ、ゴールドマン・サックスが下落した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発した。終値は前日比41.379ポイント(0.15%)高の2万6331.090(速報値)だった。ネットフリッ
クスやテスラに買いが入った。一方、AIインフラのネビウス・グループやコアウィーブが売られた。
【日経QUICKニュース(NQN)】
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