本日の株式市況

モーニング・コメント

24日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、終値は前日比613円41 銭(0.88%)安の6万9174円97銭だった。前日の米市場でハイテク株を中心 に下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも人工知能(AI)・半導体関連の 一角が大きく売られた。日本株との連動性を強めている韓国総合指数(K OSPI)が下げる場面では日本市場でも売り圧力が強まり、日経平均の下 げ幅は1300円を超え、節目の6万9000円を下回る場面もあった。もっとも、 個人投資家などの押し目買い意欲は強く、下値では買いが入り相場を下 支えした。
前日の米半導体株安を背景に、東京市場でも東エレクやディスコ、TDK などAI・半導体関連が大きく売られた。日経平均は午後になると、先物主 導で急速に下げ足を速める場面があった。半導体株の構成比率の高い韓 国総合指数(KOSPI)が朝高後に下げに転じたことをきっかけに、日本の 半導体関連への売り圧力が強まった。24日の米市場で半導体メモリー大 手のマイクロン・テクノロジーが四半期決算を発表するのを控え、同業のキ オクシアには売り買いが交錯した。
日経平均は上昇する場面もあった。市場では「このところの急ピッチな株 高に追いつけなかった個人投資家などが、下値ではすかさず押し目買い を入れている」(国内証券)との声が聞かれた。ソニーGやNEC、富士通な ど資金の一極集中を強めている半導体関連を買うための換金売りの対象 になっているとみられる銘柄群には買いが入った。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は26.62ポイント(0.67%)安の 3963.76だった。JPXプライム150指数は続落し、12.22ポイント(0.73%)安 の1651.83で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で12兆5140億円、売買高は23億8422万 株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は826。値上がりは678、横ばい は57だった。
フジクラやアドテスト、信越化が下げた。一方、イビデンやパナHD、中外 薬は上げた。

24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、終値は前日比182ドル06セント(0.35%)高の5万1848ドル90セントだった。原 油価格の下落を手がかりに株式に買いが入った。半導体などハイテク株の一角に売りが出たため、ダウ平均の上値は限られた。
24日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近8月物は一時1バレル69ドル台と、期近物として3月上旬以来の安値を付けた。国 連の国際海事機関(IMO)によると、ホルムズ海峡を航行する船舶が出始めたとロイター通信が同日伝えた。エネルギー輸送の停滞が解消に向かうとの見方が広 がった。
市場では「原油安で米国のインフレが収束に向かうとの期待につながっている」(ダコタ・ウェルス・マネジメントのロバート・パブリック氏)との指摘があった。24日 の米債券市場では長期金利が4.4%前後と、前日(4.49%)を下回る水準で推移した。金利低下で株式の相対的な割高感が薄れるとの見方が株買いを誘った。
消費関連株や景気敏感株などに買いが入り、ダウ平均の上昇幅は500ドルを超え、5万2200ドル台まで上昇する場面があった。
もっとも、ダウ平均は次第に伸び悩んだ。24日の通常取引終了後に半導体のマイクロン・テクノロジーが四半期決算を発表するのを控えて、半導体株やソフトウ エア株には持ち高調整の売りが出た。ダウ平均の構成銘柄では、エヌビディアやマイクロソフトが下落した。
そのほかのダウ平均の構成銘柄では、ホーム・デポやシャーウィン・ウィリアムズ、スリーエム(3M)が上昇した。ハネウェル・インターナショナルも高かった。半 面、シェブロンやウォルト・ディズニーが下落した。29日にダウ平均の構成銘柄から除外されることになったベライゾン・コミュニケーションズも売られた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。終値は前日比110.403ポイント(0.43%)安の2万5476.636(速報値)だった。データ分析プラット フォームのパランティア・テクノロジーズが下落した。マイクロンやクアルコムといった半導体株も下げた。スペースXは反落し、1%安で終えた。
【日経QUICKニュース(NQN)】

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