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本日の株式市況
モーニング・コメント
28日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落し、終値は前
日比2566円27銭(3.95%)安の6万2364円92銭だった。約2カ月ぶり
の安値水準。28日の韓国総合株価指数(KOSPI)急落や27日の米
半導体株安を受けて半導体メモリー大手のキオクシアをはじめとす
る半導体関連銘柄が軒並み売りに押され、日経平均の下げ幅は一
時3000円を超えた。
28日の韓国株式市場でKOSPIが急落し、一時は取引を中断する
「サーキットブレーカー」が発動された。27日の米株式市場では主要
な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SO
X)が2%安となった。中国企業との競争激化懸念もあって半導体装
置株が売られた。半導体メモリー大手のキオクシアは節目の5万円
を割り込み、制限値幅の下限(ストップ安水準)で配分された。
ゴールドマン・サックス証券のブルース・カーク氏は、日本株相場
が急落した2024年夏の再来への備えが必要と警告したうえで、ヘッ
ジファンドの日本株に対するエクスポージャー(資産残高)の動向や、
信用取引による買い残高の多さから「株式の持ち高は、2年前と比
較して大幅な調整に対してより脆弱な状態だ」と指摘した。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は102.48ポイント
(2.52%)安の3963.59だった。JPXプライム150指数は反落し、38.47
ポイント(2.27%)安の1658.55で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で9兆1959億円、売買高は25億
9337万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1047と7割近く
を占めた。値上がりは480、横ばいは31だった。
アドテストや東エレク、イビデン、レーザーテクなどの半導体関連
銘柄が軒並み安となった。一方、コナミGや任天堂などは買われ、
中外製薬や第一三共も上昇した。
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、終値は前日比537ドル24セント(1.02%)高の5万2747ドル32セン
トだった。市場予想を上回る決算を発表した銘柄を中心に買いが入った。原油価格の下落も株式市場の投資家心理を支えた。
シャーウィン・ウィリアムズやコカ・コーラの上げが目立った。ともに同日発表した2026年4~6月期決算で売上高などが市場予想を上回り、通期の見通
しを引き上げた。売上高が市場予想を上回ったボーイングも買われた。
米国とイランが攻撃の応酬を停止し、対話を進める姿勢を示している。中東情勢を巡る過度な警戒が後退しており、米原油先物市場ではWTI(ウエス
ト・テキサス・インターミディエート)の期近9月物が1バレル79ドル台と前日比約4%安で終えた。
28日にはイスラエルのメディアがパキスタンやエジプト、カタールなどの仲介国が「米イランの戦闘終結に向けた覚書を近く復活させることができるとみ
ている」などと報じた。ホルムズ海峡を巡る米イランの溝を埋めるための仲介国の提案をイランとオマーンが承認し、トランプ米大統領の回答を待ってい
るという。
一方、半導体など人工知能(AI)インフラ関連株への売りは続いた。中国のAI開発企業や半導体関連企業が台頭していることに加え、米企業のAI過剰
投資への懸念が根強く、28日は日韓の株式市場でも関連株が急落した。
米市場では半導体のマイクロン・テクノロジーやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、半導体製造装置のラムリサーチなどの下げが目立った。フィ
ラデルフィア半導体株指数(SOX)は4%あまり下落した。
そのほかのダウ平均の構成銘柄ではIBMやセールスフォース、アムジェンが高い。ユナイテッドヘルス・グループなどのディフェンシブ株やホーム・デポ
など消費関連銘柄も上昇した。アップルは時価総額が一時5兆ドルを超えた。一方、キャタピラーやゴールドマン・サックス、シェブロンが下げた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5日続落した。前日比55.170ポイント(0.22%)安の2万4876.912(速報値)と4月下旬以来、約3カ月ぶ
りの安値で終えた。サンディスクやウェスタン・デジタルといったメモリー・ストレージ株の下げが大きかった。半面、ソフトウエアに買いが入った。
【日経QUICKニュース(NQN)】
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