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本日の株式市況
イブニング・コメント
27日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、終値は前日
比1078円72銭(1.73%)高の6万3268円37銭だった。米人工知能(AI)開発の
アンソロピックが新規株式公開(IPO)に向けた目論見書を開示したのをきっか
けに投資家心理が改善した。値がさのAI・半導体関連株が買われ、上げ幅は
一時1400円を超えた。
米新興クラウド企業の信用不安問題などが逆風となり、世界の株式市場で
はAI銘柄の上場延期が相次いでいただけに、アンソロピックの目論見書の開
示は株式市場で好感された。11月にナスダック市場に上場し、1000億ドル規
模の調達を目指しているとされる。巨大IPOに向けた手続きが進行していると
の期待から、26日の米市場ではAI・半導体関連株の上昇が目立った。
米ハイテク高株の流れを受け、東京市場でも朝方からアドテストやソフトバン
クグループ、東エレクなどに買いが入った。アドテストは9%高で終え、1銘柄
で日経平均を約600円押し上げた。10月に入りAI・半導体関連株はAI投資の
先行き不透明感から大きく下落しており、自律反発狙いの買いも入りやすかっ
た。
日経平均は上値が重くなる場面もあった。ニッセイ基礎研究所の前山裕亮・
上席研究員は「11月の米中間選挙まで重要イベントが相次いでいる中、次第
に様子見姿勢が強まった」と話した。
薬品や不動産株の下落が目立ち、指数の重荷となった。日本経済新聞電子
版は26日、東京都千代田区が菱地所傘下の「三菱地所レジデンスなどに対し、
同区内で計画する分譲マンションについて5年間の転売禁止を要請する」と報
じた。不動産・マンション価格の高騰抑制策が一段と本格化するとの見方から
菱地所や三井不など不動産株が軒並み下落した。東証株価指数(TOPIX)の
業種別株価指数で「不動産」は3%下げ、下落率で首位だった。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は24.39ポイント(0.61%)高の
3997.37だった。JPXプライム150指数は上昇し、11.33ポイント(0.68%)高の
1679.97で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で6兆9360億円、売買高は22億4473万株
だった。
東証プライムの値上がり銘柄数は704。値下がりは798、横ばいは50だった。
TDKやファナック、フジクラが上げた。一方、ファストリや中外薬、リクルート
は下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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