本日の株式市況

イブニング・コメント

23日の東京株式市場で日経平均株価は9営業日ぶりに反落し、終値は前日 比2565円58銭(3.55%)安の6万9788円38銭だった。前日までの8日続伸で 8000円あまり上昇するなど歴史的な急ピッチの上昇が続いてきたとあって、海 外短期筋を中心とした利益確定や持ち高整理の売りが優勢になった。人工知 能(AI)・半導体関連株のモメンタム(勢い)重視の買いが一巡するなか、後場 は韓国株の急落も投資家心理を悪化させた。大引けにかけては先物への手じ まい売りが加速し、安値引けとなった。
終値で7万円を下回るのは17日以来で、16日以来1週間ぶりの安い水準を つけた。日経平均の下落幅は2565円と、歴代5位の大きさだった。
ソフトバンクグループ(SBG)が急落し、日経平均を大きく押し下げた。前日 の米市場で傘下の英半導体設計アーム・ホールディングスが大幅安となった ことを嫌気した売りが優勢だった。前日の米半導体株高を追い風に買い先行 で始まったキオクシアなど値がさの半導体関連株にも次第に売り圧力が強ま り、軒並み下げ幅を拡大する展開となった。
AI・半導体関連の先高期待は根強いものの、短期的な株価急伸や資金の一 極集中に警戒する向きもある。後場は半導体関連株が主導して日本株との連 動性を強めていた韓国総合指数(KOSPI)が10%近い急落で終え、日本株も 歩調を合わせて売り圧力が強まった。SBG、東エレク、キオクシアの3銘柄で 日経平均を1400円あまり押し下げた。
一方、半導体関連と比べて株価が出遅れていた陸運や食品といった内需株 には買いが向かった。フジクラは今期の業績見通し引き上げを好感した見直し 買いが続いた。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は前日比104.67ポイント(2.56%) 安の3990.38だった。4000の大台を割り、12日以来の安値で終えた。JPXプラ イム150指数も反落し、43.98ポイント(2.57%)安の1664.05で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で13兆7350億円、売買高は25億4137万株 だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1154と全体の約7割だった。値上が りは366、横ばいは41だった。
アドテスト、イビデン、村田製、ファナックが下落した。一方、ファストリ、KDDI、 日東電、コナミGが上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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