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本日の株式市況
モーニング・コメント
1 日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、終値は前日比1027 円
58 銭(2.63%)安の3 万8053 円67 銭だった。前日の米ハイテク株安や、日銀に
よる追加利上げの思惑から、半導体関連株を中心に幅広い銘柄に売りが先行し
た。東京市場は3 連休を控えるうえ、米国では重要イベントが相次ぐとあって、午
後は株の買い持ち高を手じまう動きが強まった。大引けにかけては一段安となり、
日経平均は節目の3 万8000 円を下回り、下げ幅は1100 円を超える場面があっ
た。
前日の米株式市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が2.7%
安、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は
4.0%安となった。東京市場でも東エレクなど半導体関連株に売りが波及し、日経
平均の押し下げ要因となった。
米国では日本時間今晩に雇用統計の発表、来週は大統領選の投開票と重要イ
ベントが相次ぐ。雇用統計については「ハリケーンや港湾ストの影響もあり非農業
部門の雇用者数は減少するとみられるが、市場はすでに織り込んでいるため株式
相場への影響は限定的か」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。大統
領選は「市場はトランプ氏の勝利を織り込んでいるようだが、仮に民主党が有利と
なった場合は株式市場はネガティブに反応するだろう」(三井住友トラスト・アセット
マネジメントの上野裕之チーフストラテジスト)といった声があった。ただ、結果を確
認するまでポジションを傾けにくいとする投資家は多く、きょうの東京市場では押し
目買い意欲の乏しさにつながったようだ。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は51.25 ポイント(1.90%)安の
2644.26 だった。JPXプライム150 指数も続落し、28.59 ポイント(2.36%)安の
1182.55 で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4 兆4905 億円、売買高は19 億9628 万株
だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1404。値上がりは219、横ばいは23 だ
った。
アドテストやレーザーテク、ソフトバンクグループ(SBG)、信越化が下げた。一
方、三菱電やパナHD、富士電機は上げた。
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前週末比257ド
ル59セント(0.61%)安の4万1794ドル60セントで終えた。5日投開票の
米大統領・議会選挙を前に主力株の一部に持ち高調整や利益確定目
的の売りが出た。ダウ平均の下げ幅は400ドルを超える場面があった。
米大統領選の世論調査では、民主党候補のハリス副大統領と共和
党候補のトランプ前大統領の支持率が拮抗している。接戦になるとみ
られ、結果判明に時間がかかる可能性がある。市場では「投資家の様
子見姿勢が強い」(ジョーンズ・トレーディングのマイケル・オルーク氏)
との指摘があった。
週末に公表された世論調査の一部の結果を受けて、賭けサイトでは
トランプ氏が勝利する確率が下がった。トランプ氏が規制緩和を進める
ことで恩恵を受けるとみられていた金融株に売りが出た。ダウ平均で
はJPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスが下げた。4日の米原
油先物相場が3%近く上昇し、原油高も投資家心理の重荷となった。
1日夕にS&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズは、8日からダウ平均
の構成銘柄にエヌビディアと塗料メーカーのシャーウィン・ウィリアムズ
を加え、インテルと化学のダウを除外すると発表した。インテルとダウ
が下げる一方、エヌビディアとシャーウィン・ウィリアムズが上昇した。
その他のダウ平均の構成銘柄では、アップルが下げた。著名投資家
ウォーレン・バフェット氏の率いるバークシャー・ハザウェイが2日発表
した四半期報告書でアップル株の一部を売却していたことがわかり、
売りが出た。ユナイテッドヘルス・グループとトラベラーズも安かった。
半面、セールスフォースとホーム・デポが上昇した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も反落した。前週末
比59.933ポイント(0.32%)安の1万8179.984で終えた。メタプラット
フォームズやアルファベットが下げた。
【日経QUICKニュース(NQN)】
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