本日の株式市況

イブニング・コメント

12日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、終値は前営 業日比10円70銭(0.02%)安の5万7639円84銭だった。短期的な過熱感を意識 した利益確定売りが増えた。円高・ドル安の進行も輸出関連株などの重荷と なった。もっとも、前日の米半導体関連株の上昇や米労働市場の底堅さを示 す経済指標は投資家心理を支えた。高市早苗政権の経済政策への期待が根 強く、海外投資家の買いも入りやすかった。日経平均は10日につけた最高値 を上回って推移する場面が多く、初めて5万8000円に乗せる場面もあった。
日経平均は8日投開票の衆院選後、9~10日の2日間で3400円近く上昇した。 テクニカル指標ではRSI(相対力指数)が前営業日の10日時点で74%台、日 経平均採用銘柄の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った騰落レシオ(25 日移動平均)が141%台とそれぞれ「買われすぎ」の目安とされる水準を上回 る。10日まで上昇が目立ったセクターを中心に、利益確定売りが出た。
12日の東京外国為替市場で円相場は一時1ドル=152円台前半と、約2週間 ぶりの円高・ドル安水準をつけた。自動車などの輸出関連銘柄にも売りが出や すかった。
日経平均は買いが優勢となる場面も多かった。衆院選での自民党勝利を きっかけとした海外投資家の日本株買いは12日も続いたとの観測がある。東 証プライム市場では7割近くの銘柄が上昇した。13日の株価指数オプション2 月物の特別清算指数(SQ)算出を前に、短期筋の思惑的な買いも指数を押し 上げたようだ。
東証株価指数(TOPIX)は4日続伸した。終値は26.88ポイント(0.70%)高の 3882.16と、連日で最高値を更新した。JPXプライム150指数も4日続伸し、4.38 ポイント(0.27%)高の1607.70と連日で最高値を更新した。
東証プライムの売買代金は概算で9兆9441億円、売買高は30億5982万株 だった。東証プライムの値下がり銘柄数は503。値上がりは1058、横ばいは36 だった。
アドテストや東エレク、TDKが下げた。ホンダやリクルートも下落した。一方、 ソフトバンクグループ(SBG)や信越化、イビデンが上げた。資生堂とKDDIも 上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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