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本日の株式市況
イブニング・コメント
28日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、終値は前週末比
134円25銭(0.38%)高の3万5839円99銭と、3月28日以来1カ月ぶりの高
値を付けた。4日続伸は1月20~23日以来。前週末の米ハイテク株高を受
け、買いが先行した。主要企業の決算発表が相次ぐなか、業績や見通しを
材料にした売買が活発になり、信越化など自社株買いを公表した銘柄の
上昇が目立った。日経平均の上げ幅は午前に一時300円を超え、心理的
な節目の3万6000円を上回った。ただ、戻り待ちの売りに押されて伸び悩
んだ。
足元では2025年3月期(前期)の決算発表が本格化している。信越化の
ほかにも大和、コマツなど決算発表と同時に自社株買いを発表した銘柄が
上げた。株式非公開化を検討しているとの報道で買い注文を集めた豊田
織は制限値幅の上限(ストップ高水準)で配分された。トヨタグループの関
連銘柄が上昇した。株主還元や株式の持ち合い解消など資本効率改善に
向けた動きが買いを誘ったようだ。
日経平均は午後に伸び悩んだ。30日に赤沢亮正経済財政・再生相が訪
米し、ベッセント米財務長官らと関税を巡る2回目の協議が開かれるため、
様子見姿勢も強かった。市場では「トランプ米大統領の発言などで相場が
左右される状況が続き、企業業績や経済指標を分析して投資判断する中
長期の機関投資家は買いを入れにくい」(T&Dアセットマネジメントの浪岡
宏チーフストラテジスト)との指摘があった。
東証株価指数(TOPIX)は5日続伸した。終値は22.58ポイント(0.86%)高
の2650.61と、1日以来の高水準となった。JPXプライム150指数も5日続伸
した。
東証プライムの売買代金は概算で4兆7221億円、売買高は20億1503万
株とそれぞれ11日以来の高水準だった。TOPIXの構成銘柄の資産配分調
整(リバランス)に伴う取引が影響したとみられる。東証プライムの値上がり
銘柄数は1107。値下がりは487、横ばいは39だった。
トヨタやホンダなどの自動車株が上昇した。ファストリや良品計画も買わ
れた。一方、アドテストやディスコが売られた。TDKや太陽誘電など電子部
品株も下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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