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本日の株式市況
モーニング・コメント
19日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、終値は前週末比407円
59銭(0.62%)安の6万4916円70銭だった。前週末の米株式市場で人工知
能(AI)・半導体株が大幅下落した流れを引き継いで売りが先行し、朝方に
は下げ幅が1400円を超えた。しかし、その後は薄商いのなかで株価指数
先物への買い戻しに歩調を合わせて下げ幅を縮小した。半導体関連が売
られた半面、商社株などの上げが目立った。
前週末の米株式市場ではAIインフラを手がける米コアウィーブが社債利
回りの上昇を受けて株価が再び急落し、AI投資を巡る懸念があらためて
意識された。中東産原油の供給不安から原油先物相場が上昇したのも投
資家心理を冷やし、半導体やテック株が大幅下落した。
運用リスクを取りづらくなった投資家の売りは週明けの東京市場でも続
いてソフトバンクグループ(SBG)などAI株が朝方の下げを主導した。日経
平均は取引時間中としては約1カ月ぶりに6万4000円を割る場面もあった。
AI投資を巡る懸念は根強いものの、コアウィーブを巡るクレジット懸念は
いまのところ局所的にとどまり、世界景気の後退懸念も高まってはいない。
6万4000円割れは押し目の好機とみた海外短期筋が株価指数先物への
買い戻しに動くと、日経平均は下げ幅を次第に縮小した。商社株のほかリ
クルートやベイカレントも堅調に推移して、相場は後場にかけて底堅さを増
した。韓国総合株価指数(KOSPI)が朝安後に騰勢を強めた流れもあって、
取引終盤には6万5000円台に戻す場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に続伸した。終値は前週末比1.48ポイント
(0.04%)高の4067.48だった。JPXプライム150指数も小幅続伸し、0.10ポイ
ント(0.01%)高の1710.18で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で6兆7835億円と約1カ月ぶりの低水準
だった。売買高は20億6192万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は
873、値上がりは621、横ばいは58だった。
ファストリ、東エレク、アドテスト、イビデンが下落した。一方、KDDI、キオ
クシア、豊田通商、イオンが上昇した。
19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続落し、終値は前週末比36ドル38セント(0.06%)安の5万1966ドル03セントだっ
た。ディフェンシブ銘柄や景気敏感株の一部に売りが出て、指数を下押しした。前週に下げが目立った半導体関連など人工知能(AI)銘柄の一角に押し目買いが
入り、株式相場を支えた。
ダウ平均の構成銘柄ではアムジェンやスリーエム(3M)、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などが下げた。前週に投資家のリスク回避姿勢が強まった局面
で資金が流入したディフェンシブ銘柄や消費関連の一部に売りが出た。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、AIインフラを手掛けるコアウィーブが下落した。ゴールドマン・サックスが投資判断を引き上げたが、買いの勢いは続かなかっ
た。市場では「AI投資を巡る懸念を払拭する材料は見当たらず、AI銘柄に積極的に買いを入れにくい」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との声があった。
中東地域での軍事衝突の拡大を受け、19日の米原油先物市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が1カ月ぶりの高値を付けた。資源
高が米景気を下押しするとの警戒感は株式の売りを促した。
ダウ平均は上昇する場面があった。ダウ平均の構成銘柄ではないが、マイクロン・テクノロジーやサンディスクが大幅高となった。AIの過剰投資や投資回収を巡
る不透明感から、前週に大きく下落していた。19日は自律反発狙いの買いが優勢だった。ダウ平均の構成銘柄ではエヌビディアが上昇したほか、主要な半導体関
連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も9営業日ぶりに反発した。
中国半導体メモリー大手の長キン存儲技術(CXMT)が中国当局への届け出で2026年1~9月の売上高が前年同期比で8倍以上になったようだと明らかにした
と伝わったのも、メモリー関連や半導体株の買い材料だった。
そのほかの構成銘柄ではJPモルガン・チェースやメルク、シャーウィン・ウィリアムズが下落した。トラベラーズやウォルト・ディズニー、シスコシステムズも下げた。
一方、アマゾン・ドット・コムが大幅に上昇した。クラウド事業の成長期待などを理由にモルガン・スタンレーが最も買いを推奨する銘柄に選定し、材料視された。I
BMやユナイテッドヘルス・グループ、アルファベットも買われた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。終値は前週末比290.852ポイント(1.11%)高の2万6430.886(速報値)だった。マーベル・テクノロジー
やデータ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズ、テスラが上昇した。JPモルガンが投資判断を引き上げたインテルも上げた。
【日経QUICKニュース(NQN)】
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