本日の株式市況

モーニング・コメント

14日の東京株式市場で日経平均株価は5日続落し、終値は前日比33円23銭 (0.05%)安の6万7744円29銭だった。前日までに2900円下げた反動で自律反発を 見込んだ海外短期筋などの買いが後場半ばまでは優勢で、日経平均は一時600 円強上昇した。だが、オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが日 本時間14時ごろに2026年7~9月期決算を発表した後は半導体関連の一角に売り が膨らみ、日経平均は下落に転じた。下げ幅は200円を超える場面もあった。
日経平均は朝方から高く始まると、相場の底堅さを意識した海外勢の株価指数 先物買いが増えたのにつれ、次第に上げ幅を広げた。ファストリやソフトバンクグ ループ(SBG)といった値がさの主力株が相場を押し上げたほか、積層セラミックコ ンデンサー(MLCC)の需要拡大期待から太陽誘電も大幅に上昇した。
14時過ぎから市場のムードが一変した。ASMLの26年7~9月期決算は人工知 能(AI)投資の旺盛ぶりを示す内容で大幅な増収増益だったが、売上高は市場予 想並みにとどまった。ASMLの決算発表前に期待先行で日経平均は上げ幅を広 げていたこともあり、発表後は材料出尽くしに伴う売りが優勢となった。個別では レーザーテクや東エレクが一転して売りに押され下落に転じ、日経平均の重荷と なった。
AI株に対する投資家の心理はなお不安定とみられる。15日には台湾積体電路 製造(TSMC)の決算発表も控えているなか、積極的に運用リスクを取る展開には なりづらかった。
オリンパスは13日に米食品医薬品局(FDA)から医療機器の品質管理に関する 警告書を受け取ったと発表したのをきっかけに急落した。医薬品株などにも売りが 波及した。前日の米大手銀行株が総じて軟調だった流れで金融株にも売りが広 がった。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比13.89ポイント (0.34%)安の4096.78だった。JPXプライム150指数は続落し、4.76ポイント (0.28%)安の1724.36で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で7兆4507億円、売買高は21億8982万株だった。 東証プライムの値下がり銘柄数は892、値上がりは604、横ばいは56だった。
キオクシア、テルモ、イビデンが下落した。一方、フジクラ、リクルート、信越化が 上昇した。

14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、終値は前日比48ドル62セント(0.09%)安の5万1621ドル48セントだっ た。14日発表の9月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ加速を示し、相場の重荷となった。半面、デフェンシブ株に買いが入り、ダウ平均は上げる場 面もあった。
CPIは前年同月比3.7%上昇し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(3.6%上昇)以上に伸びが加速した。エネルギー・食品を除くコア指数も2.6% 上昇と市場予想を上回った。CPIの上振れで10月の米利上げ観測が高まった。
米債券市場では長期金利が一時前日比0.11%高い(債券価格は安い)5.32%を付け、株式の相対的な割高感が強まった。中東情勢を巡る不透明感か ら原油相場が続伸したのも投資家心理を冷やした。
高金利が人工知能(AI)投資の制約になるとの懸念から半導体などAI関連銘柄への売りが目立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は6日続落 し、4%あまり下落した。
ダウ平均の構成銘柄ではエヌビディアとキャタピラーの下げが目立った。マイクロソフトやアマゾン・ドット・コム、アルファベット、ゴールドマン・サックスも 下落した。
一方、ダウ平均は200ドル近く上げる場面もあった。ダウ平均の構成銘柄ではユナイテッドヘルス・グループやメルク、アムジェンなどが買われた。ウォ ルマートやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も上昇した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。終値は前比511.512ポイント(1.88%)安の2万6692.868(速報値)だった。下落率は7月 下旬以来の大きさだった。ブロードコムやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、インテルなど半導体株が全面安だった。マイクロン・テクノロジーやサ ンディスクなどメモリー・ストレージ関連も売られた。
社債利回りの急騰が伝わったAI向けクラウドサービスのコアウィーブは15%超安だった。メタプラットフォームズも売られた。14日に四半期決算を発表 したオランダの半導体製造装置ASMLホールディングも安かった。
【日経QUICKニュース(NQN)】

口座開設すると投資情報ツールがご利用いただけます

オンライントレードでは、詳しい情報をご覧いただけます。

スマートフォンサービスでは一部機能をご利用いただけません。

  • 株価ボード

    (リアルタイム・自動更新)

  • アクティブチャートプロ

    (多機能チャート)

  • 投資レポート

  • 外国株式情報

    (米国株・香港株)

  • 投資情報

    (ニュース・ランキング)

  • 会社四季報

  • 投資情報

    (マイページ・スクリーニング)

  • メール通知サービス

    (株価・ニュース・新値更新等・投資信託)

  • 約定連絡メール

投資情報レポートのご利用にあたりご注意ください

投資情報レポートのご利用に際しては、下記ボタンにてご案内する注意事項をお読みください。

投資情報レポートのご利用に関するご注意