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本日の株式市況
イブニング・コメント
17日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、前日比2694円42銭(4.03%)
安の6万4141円12銭で終えた。1日の下げ幅としては歴代5位で、週間の下げ幅(4416
円)としては過去最大となった。6月11日以来約1カ月ぶりに終値で6万5000円を割り込
み、6月8日(6万4024円)以来の安値水準となった。前日の米半導体株安を背景に、
東京市場でも人工知能(AI)・半導体関連が軒並み大幅安となった。緊迫化する中東情
勢も投資家のリスク回避姿勢を強めた。取引時間中には下げ幅が一時4100円を超え、
6月11日以来およそ1カ月ぶりに6万3000円を下回る場面があった。
16日の米市場では、半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)が同日発表した
2026年4~6月期決算が市場予想を上回り、12月期通期の増収率見通しも引き上げた。
もっとも、好業績は織り込み済みとの受け止めなどからTSMCの米預託証券(ADR)が
下落し、他の半導体株に売りが波及。主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィ
ア半導体株指数(SOX)が4%を超えて下落した。東京市場でも朝方からAI・半導体関
連に売りが先行し、アドテストやソフトバンクグループ(SBG)などが軒並み大幅安と
なった。
キオクシアは制限値幅の下限(ストップ安水準)まで売られるなど、大きく売られた。同
社は17日、米テキサス州の連邦地方裁判所の陪審がキオクシアの製品が米通信バイ
アサットの特許権を侵害したとする評決を米国時間16日に出したと発表した。賠償額は
約371億円。連結業績への影響は現在精査中とした。発表を受け、他のAI・半導体関
連にも売り圧力が強まり、関連銘柄が下げ幅を広げる展開となった。市場では「米株先
物やアジア株も下げているので、世界的な株安への警戒感が色濃い印象を受けた」
(国内証券のストラテジスト)との指摘があった。
午後の取引で日経平均は下げ足を速めた。米国とイランの攻撃の応酬で中東情勢が
さらに悪化しかねないとの警戒も相場の重荷となった。18日からの3連休を前に、持ち
高調整の売りが膨らんだ。
日経平均株価の予想変動率を示す日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は一
時43倍台に迫った。日経平均VIは、オプション市場が織り込む向こう1カ月間の日経平
均の予想変動率を示す。下げ局面では保険としてプット(売る権利)を買う投資家が急
増しVIが高まる。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は109.58ポイント(2.72%)安の3919.21だっ
た。一時は4%を超えて下落する場面があった。JPXプライム150指数も続落し、40.87
ポイント(2.43%)安の1644.49で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で10兆9219億円、売買高は27億6746万株だった。東
証プライムの値下がり銘柄数は1081。値上がりは449、横ばいは28だった。
村田製や太陽誘電、イビデンが下げた。一方、コナミGやニチレイ、任天堂は上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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