本日の株式市況

モーニング・コメント

9日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、終値は 前週末比2892円12銭(5.20%)安の5万2728円72銭だった。下げ幅は「令 和のブラックマンデー」となった2024年8月5日以来1年7カ月ぶりの大きさ。 過去3番目の下げ幅だ。中東情勢の緊迫化に伴い原油相場が高騰してお り、投資家心理が悪化した。日経平均は一時4200円以上下落して5万 2000円を割り込むなど、ほぼ全面安となった。
ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続くなか、中東地域からの原油輸入比 率が高い日本は実体経済や企業業績への影響が懸念される。イランメ ディアは9日、殺害されたハメネイ師の後継となる最高指導者に反米保守 強硬派のモジタバ・ハメネイ師が選出されたと報道。WTI(ウエスト・テキサ ス・インターミディエート)の期近4月物は一時、前週末の清算値から3割あ まり高い1バレル120ドル近くに上昇した。景気敏感株を中心に売りが強ま り、東証プライム市場の9割近くの銘柄が下落した。
市場では「日本株は年初から米国株以上に上昇してきたのもあって、イラ ン情勢の不透明感を受けた利益確定売りが出やすい」(国内証券のストラ テジスト)との声が聞かれた。
大引けにかけては日経平均は下げ渋った。下値で押し目買いが入った ほか、主要7カ国(G7)財務相が原油高騰に対応するため備蓄の共同放 出の可能性を協議すると伝わり、原油相場が伸び悩んだのが相場を支え た。
TOPIXは3営業日ぶりに反落した。終値は141.09ポイント(3.80%)安の 3575.84だった。下落率は一時6%を超えた。JPXプライム150指数も3営業 日ぶりに反落し、55.53ポイント(3.59%)安の1490.63で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で9兆6756億円、売買高は36億8477万 株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1434。値上がりは134、横ば いは27だった。
フジクラやファストリ、アドテストが下げた。一方、ロームやセコム、OLC は上げた。

9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、終値は前 週末比239ドル25セント(0.50%)高の4万7740ドル80セントだった。トランプ米大 統領が米国とイスラエルによるイランへの攻撃が早期に終結する可能性に言及 し、主力株を買い直す動きが広がった。上げ幅は300ドル超となる場面があった。
米CBSニュースが9日午後、トランプ氏がイランへの攻撃を巡って「予定より 前倒しで進展している」といい、「戦争はほぼ終結したと思う」と述べたと伝えた。 この報道で、同日午後の時間外取引で米原油先物(期近物)が大幅に下落し、 一時は81ドル台を付けた。衝突が長期化し、原油高がインフレを再燃させると の懸念が後退し、幅広い銘柄に買いが入った。
朝方は売りが先行し、ダウ平均は800ドル安となる場面があった。ホルムズ海 峡の事実上の封鎖が原油の供給に影響している。米原油先物市場で期近の4 月物は8日夜、119ドル台と2022年6月以来、およそ3年9カ月ぶりの高値を付 ける場面があった。前週末発表の2月の米雇用統計が労働市場の減速感を示 したことと併せ、市場では景気の停滞と物価高が併存するスタグフレーションへ の懸念が広がっていた。
米CNBCは9日、主要7カ国(G7)のエネルギー担当相が10日にオンライン会 合を開くと報じた。石油備蓄の協調放出を巡り協議するとみられる。原油需給を 巡る過度な警戒が薄れたことも株式相場を支えた。
「恐怖指数」とも呼ばれる米株の変動性指数(VIX)は一時前週末比19%高の 35台まで上げたあと、25台で推移している。市場では、「投資家はリスクへの懸 念に注目するよりも、押し目買いを狙っているうえ、相場上昇に乗り遅れないよ うにしている」(インタラクティブ・ブローカーズのスティーブ・ソスニック氏)との声 が聞かれた。朝方の主力株への売りが一巡すると、ダウ平均は次第に下げ幅 を縮めていた。
個別銘柄では、キャタピラーやエヌビディア、アムジェンが高かった。アメリカ ン・エキスプレスやシャーウィン・ウィリアムズも買われた。半面、シスコシステム ズやボーイング、セールスフォースやホーム・デポが売られた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。 終値は前週末比308.267ポイント(1.37%)高の2万2695.946(速報値)だった。ア ルファベットやマイクロン・テクノロジーの上げが目立った。
【日経QUICKニュース(NQN)】

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