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本日の株式市況
モーニング・コメント
24日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、連休前18日の終値に
比べ495円04銭(0.76%)高の6万5513円99銭で終えた。シルバーウイークの
大型連休(19~23日)中に米国市場で人工知能(AI)・半導体株が上昇した流
れを受け、連休明けの東京市場でも関連銘柄を中心に買いが集まった。日経
平均の上げ幅は1200円を上回り、節目の6万6000円を上回る場面もあった。
半面、国内債券市場での長期金利の上昇は株式相場の重荷となった。
国内の連休中に米株式市場ではAI・半導体株の上昇が目立ち、ハイテク比
率が高いナスダック総合株価指数は21日に3カ月半ぶりに最高値を更新。主
要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も18~
23日に8%あまり上昇した。米メタプラットフォームズが公開した買い物などを
代行するAIエージェント「Muse(ミューズ)」が好調と伝わり、AI需要の拡大へ
の期待が高まった。
米メタは23日、ネットで買い物などを代行するミューズを搭載した眼鏡型端末
を発表した。AIへの巨額投資に見合う収益化への期待感が高まり、東京市場
でも関連株に買いが波及した。アドテストとイビデン、東エレクの3銘柄で日経
平均を500円あまり押し上げた。
半面、金利上昇は株式相場の重荷となった。24日の国内債券市場で幅広い
年限の国債利回りが一段と上昇し、長期金利は一時3.075%と1996年8月以
来30年ぶりの高さを再び更新した。リクルートや太陽誘電など高バリュエーショ
ン(投資尺度)銘柄の一角の下落が目立ったほか、巨額の社債発行を発表し
たソフトバンクグループ(SBG)が金利負担増を嫌気されて下落に転じる場面
があった。鉄鋼や電力・ガスなど金利上昇により財務負担が重くなりやすい重
厚長大銘柄も下げが目立った。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は15.84ポイント(0.39%)安の
4075.30だった。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反落し、7.22ポイント
(0.42%)安の1705.10で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で9兆2038億円、売買高は24億9306万株
だった。東証プライムの値上がり銘柄数は674。値下がりは838、横ばいは42
だった。
TDKやファナック、日東電が上げた。一方、伊藤忠や三菱商、トヨタなどバ
リュー(割安)株は下落が目立った。
24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落した。終値は前日比161ドル61セント(0.31%)安の5万1349ドル98セントと6月
中旬以来約3カ月半ぶりの安値となった。米長期金利の高止まりを受け、主力株に売りが優勢になった。
24日の米債券市場で10年債利回りは2007年以来、30年債利回りは04年以来の水準にそれぞれ上昇する場面があった。日米欧の主要中銀が同時に利上げす
る局面にあるうえ、各国の財政悪化への懸念も金利の上昇圧力になっている。
市場では「企業の借り入れコストの増加や経済への影響を巡り、金利上昇が大きな懸念項目だ」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との
声が聞かれた。
米国のインフレ懸念も根強い。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は年末までに追加利上げがあると見込むのは妥当だと話したと24日伝わった。フィラデルフィ
ア連銀のポールソン総裁も「緩やかな金融引き締めが正当化されるだろう」との見方を示した。金利が高止まりするとみて、相対的な割高感から株式に売りが出た。
米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物は1バレル96ドル台後半と前日終値(92.16ドル)を上回る場面があった。中東の原油
供給を巡る不透明感を背景とする原油高が続き、物価や経済、企業収益への影響も懸念された。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、オラクルが3%安となった。米ニューメキシコ州で建設中のデータセンターを巡り、オラクルが開発事業者に対して予定通りに
稼働できない場合に支払いの先送りを求めていると米ブルームバーグ通信が24日に報じた。計画の遅れによる収益化や資金調達を巡る不透明感から売られた。
データセンターに電力を供給するブルーム・エナジーも下げた。市場ではデータセンター建設の遅れによる人工知能(AI)事業への影響のほか、金利高も相まっ
てAI投資の資金調達コストが増すとの懸念もあった。ほかのAI関連銘柄の一部への売りにつながった。
ダウ平均の下げ幅は300ドルを超える場面があったが、主力株への売りが一巡した後は下げ渋った。米国とイランは戦闘終結に向けた段階的な道筋を探ってい
るとロイター通信が24日に伝えた。イランはホルムズ海峡を再開し、米国は対イラン経済制裁を解除する案を含むという。原油先物相場が上げ幅を縮めた場面で
株買いが入った。
ダウ平均の構成銘柄ではウォルマートやIBM、シャーウィン・ウィリアムズが売られた。スリーエム(3M)とボーイングも下落した。一方、ウォルト・ディズニーやビ
ザ、アルファベットは上昇した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に反発した。終値は前日比3.336ポイント(0.01%)高の2万6939.373(速報値)だった。新製品などが評価さ
れ、アナリストが目標株価を引き上げたメタプラットフォームズが買われた。一方、クアルコムやブロードコム、サンディスクといった半導体関連株の一角が売られ
た。
【日経QUICKニュース(NQN)】
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