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本日の株式市況
イブニング・コメント
12日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比395円62
銭(0.89%)高の4万4768円12銭だった。連日で最高値を更新した。米利下げ
観測を背景にした前日の米株式相場の上昇を追い風に、一段とリスク選好に
傾いた海外投資家などの買いが優勢だった。値がさ株を中心とした上昇で一
時は500円強高い4万4800円台後半と、次の節目である4万5000円を視野に入
れる場面もあった。
前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が最高値を更新。リスク選好の流
れは東京市場にも波及し、東エレク、ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)
と主力の値がさ株がいずれも上昇して相場を押し上げた。来週16~17日の米
連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が、引き続き日米の株式相場
の追い風になっている。米労働市場の悪化で米連邦準備理事会(FRB)が年
内に連続して利下げするとの思惑も買いを誘った。人工知能(AI)市場の成長
期待も引き続き投資家心理を明るくしており、アドテストやフジクラに買いが続
いた。
値がさやAI関連の一部に買いが集まる一方、スクリンやディスコといった半
導体関連の一角には売りが出た。キリンHDといった食料品や、陸運など内需
関連でも下げる銘柄が目立った。相場の過熱感を意識した国内機関投資家な
どからは利益確定売りが出て、日経平均の上値を抑える場面もあった。
12日に算出を迎えた株価指数(日経平均)オプションと日経平均先物9月物
の特別清算指数(SQ)値は、QUICK試算で4万5016円28銭だった。現物の日
経平均は連日で最高値を更新したが、SQ値は上回らなかった。
東証株価指数(TOPIX)は3日続伸した。終値は前日比12.73ポイント
(0.40%)高の3160.49と、連日で最高値を更新した。JPXプライム150指数は3
日続伸して7.27ポイント(0.54%)高の1364.13で終え、算出来の高値を約1カ月
ぶりに更新した。
東証プライムの売買代金は概算で5兆5433億円、売買高は21億4014万株
だった。東証プライムの値上がり銘柄数は778、値下がりは753、横ばいは88
だった。
リクルート、ファナック、豊田通商、ソニーGが上昇した。一方、ダイキン、TD
K、三井金、住友電が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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