本日の株式市況

モーニング・コメント

4日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。終値は前日比202円 63銭(0.32%)高の6万3957円53銭だった。前日の米ハイテク株高を受けて 人工知能(AI)・半導体関連やデータセンター関連銘柄の一部に買いが入 り、日経平均を支えた。だが、日米の協調介入をきっかけに為替相場が円 高基調に転じるとの警戒が上値を抑え、日経平均は下げる場面も多かっ た。
3日の米株式市場ではアルファベットやマイクロソフトなどハイパース ケーラー(大規模クラウド事業者)がけん引する形で、ダウ工業株30種平 均が約1カ月ぶりに最高値を更新。4日は半導体株の比重が大きい韓国 総合株価指数(KOSPI)が取引終盤に上昇したのもあり、東京市場では東 エレクやキオクシアなどAI・半導体関連銘柄の一角が買われた。ハイパー スケーラーによる投資継続期待もフジクラなどデータセンター関連株の買 いを誘った。
日経平均は800円あまり下落する場面もあった。日米両政府による円買 いの協調介入などを背景に7月下旬に1ドル=163円台だった円相場は、 足元では157円台後半まで円高・ドル安が進んでいる。業績見通しを上方 修正したトヨタの株価が下げて終えるなど、円高進行が業績の上振れ期待 を後退させ輸出関連株の売りを促した。市場では「日米がわざわざ協調介 入した真意が分からず、株式相場も方向感が出づらい」(国内証券ストラテ ジスト)との声もあった。
東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら反発した。終値は1.75ポイント (0.04%)高の3961.78だった。JPXプライム150指数は続落し、2.84ポイント (0.17%)安の1662.11で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で10兆2837億円、売買高は26億214万 株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は629で、値下がりは902、横ば いは26だった。
イビデンや京セラ、レーザーテクが上昇した。一方、ソフトバンクグループ (SBG)やアドテスト、ファストリが下落した。

4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。終値は前日比907ドル47セント(1.70%)高の5万4085ドル88セ ントと2日連続で最高値を更新した。中東情勢を巡る不安が後退し、株式を買う動きが広がった。同日に決算を発表したキャタピラーが上昇したことも指 数を押し上げた。ダウ平均の上げ幅は一時1000ドルを超えた。
ベッセント米財務長官は4日の米CNBCの番組でホルムズ海峡の開放などでイランとの合意が近いとの認識を示した。イランが欧州各国に対して同海 峡の機雷除去を認めることを検討しているとブルームバーグ通信が同日伝えた。
エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の航行の正常化が進むとの見方から4日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエー ト)の期近9月物は1バレル75ドル台と前日に比べ5.7%下落した。原油価格の高止まりが米経済や企業収益の重荷になるとの懸念が和らいだ。
キャタピラーは5.6%上昇した。4日朝に発表した2026年4~6月期決算で売上高などが市場予想を上回った。人工知能(AI)データセンター関連の旺盛 な需要が確認されたことで買いが入った。
7月に大幅に下落していた半導体関連銘柄を買い直す動きが広がったことも、投資家心理を支えた。主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィ ア半導体株指数(SOX)は6.5%高で終えた。
市場では「イラン情勢に対する不安の後退に加え、ハイテク株に投資資金が戻っていることで株高の勢いが強まっている」(ミラー・タバックのマシュー・ マリー氏)との指摘があった。
そのほかのダウ平均の構成銘柄ではシスコシステムズやIBM、エヌビディアが上昇した。セールスフォースやホーム・デポ、ゴールドマン・サックスも高 かった。半面、アナリストが投資判断を引き下げたナイキが下落した。創業者による株式の売却が明らかになったアマゾン・ドット・コムも安かった。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸した。終値は前日比671.097ポイント(2.58%)高の2万6584.993(速報値)だった。データ分析 プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが29.4%高で終えた。3日夕に発表した26年4~6月期決算で売上高などが市場予想を上回ったうえ、収 益見通しを引き上げ、好感した買いが集まった。
多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も4日続伸した。終値は前日比136.02ポイント(1.78%)高の7736.52と、6月2日以来2カ月ぶ りに最高値を更新した。
【日経QUICKニュース(NQN)】

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