本日の株式市況

イブニング・コメント

15日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、終値は前週末比3297円46銭 (4.99%)高の6万9317円50銭だった。6月3日の6万8402円を大幅に上回って最高値 を更新し、初めて6万9000円台を付けた。米国とイランが戦闘終結で合意し、投資家心 理が大きく強気に傾いた。ホルムズ海峡の開放期待からニューヨーク原油先物相場が 下落し、インフレ懸念が和らいで幅広い銘柄の買いを誘い、日経平均は7万円の節目 を視野に入れた。
この日の日経平均の上げ幅は歴代2位に入った。もっとも、指数の水準が切り上がっ ているため、上昇率としては歴代のトップ20にも入っていない。
トランプ米大統領は米東部時間14日、イランと戦闘終結で合意したとSNSで発表した。 トランプ氏は19日に合意を正式に締結すると明言し、署名をもってホルムズ海峡は開く との認識も示した。イランメディアはイランの最高安全保障委員会が14日夕方に米国と の覚書の文言を最終決定したと報じた。
中東からの原油供給が正常化に向かうとの見方が広がり、ニューヨーク原油先物は 日本時間15日の時間外取引で1バレル80ドルちょうどまで下落した。インフレ圧力の後 退で国内長期金利が低下し、人工知能(AI)・半導体関連の買いを誘った。前週末の米 宇宙開発スペースXの新規株式公開(IPO)を無難にこなしたのも、モメンタム(勢い)重 視の投資家心理を支え、東京市場では東エレクやソフトバンクグループ(SBG)などの 上昇が目立った。キオクシアは後場に上げ幅を広げた。
原油安で業種別では空運に買いが集まったほか、資材費の高騰懸念から売られてい た建設株も買い戻された。景気敏感の自動車や金融の一角にも買いが入り、幅広い銘 柄が上昇した。
日経平均は前場に一時6万9600円台まで上昇した後、後場は利益確定や持ち高整 理の売りで上昇が一服した。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は前週末比117.64ポイント(3.03%)高の 3999.60と、最高値を更新した。JPXプライム150指数は続伸し、47.68ポイント(2.94%) 高の1672.14で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で11兆4601億円、売買高は24億4308万株だった。東 証プライムの値上がり銘柄数は1090と全体の約7割だった。値下がりは434、横ばいは 40だった。
アドテスト、イビデン、TDK、太陽誘電が上昇した。一方、KDDI、キッコマン、セコム、 バンナムHDが下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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