本日の株式市況

モーニング・コメント

25日の東京株式市場で日経平均株価は5日続伸し、終値は前日比850 円21銭(1.30%)高の6万6364円20銭だった。人工知能(AI)・半導体関連 の一角が大幅高となり、日経平均を押し上げた。日米金利が急騰するなか、 利ざや改善が期待される銀行などの金融セクターの上昇も目立ったほか、 9月末に向けた中間配当の権利取り狙いの買いが幅広い銘柄に広がった。 日経平均の上げ幅は一時900円に迫った。
日経平均は前日比125円高で始まった後、次第に上げ幅を拡大。東エレ クやアドテスト、イビデンが前場中ごろから騰勢を強め、日経平均を押し上 げた。日米の金利が上昇するなか、利ざや改善が期待される三菱UFJな ど銀行株も物色された。プライム市場では値上がり銘柄数が値下がり銘柄 数を上回って推移するなど、3月期決算企業の中間配当の権利付き最終 売買日を28日に控え、権利取り狙いの買いも活発だった。
日経平均は伸び悩む場面もあった。米オラクルが計画するAIデータセン ター(DC)を巡り、2028年予定の稼働開始が遅れた際に賃料に相当する 支払いを先送りするための通知を開発事業者に送付したと、米ブルーム バーグ通信が24日報じた。このDCは米オープンAIとソフトバンクグループ (SBG)も参加するAIインフラ計画「スターゲート」の一環とされており、SB Gに売りが波及。日経平均の下押し要因となった。
大和証券の細井秀司シニアストラテジストは「日米ともに金利が大きく上 昇するなど、昨日と今日で相場環境はあまり変わってはいない。ただ、中 間配当の権利取り狙いの買いなどもあって市場はやや『いいとこ取り』に 走っている」とみていた。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発した。終値は53.29ポイント (1.31%)高の4128.59だった。JPXプライム150指数は反発し、24.34ポイン ト(1.43%)高の1729.44で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で7兆8008億円、売買高は21億4920万 株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1118。値下がりは382、横ば いは54だった。
ファストリやリクルート、京セラが上げた。一方、清水建や中外薬、大成建 は下げた。

25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発し、終値は前日比478ドル64セント(0.93%)高の5万1828ドル 62セントだった。米国とイランの交渉が進むとの期待から米原油先物が下落し、株式に買いが優勢になった。ダウ平均は前日に6月中旬以来の安値を 付けていたため、値ごろ感を意識した買いや持ち高調整を目的とした買いも入った。
イランのアラグチ外相は24日、「米国が一定の条件を満たせば7日以内にホルムズ海峡を開放し、最終合意に向けた交渉を再開するとの計画を米国 に示した」と述べたと複数のメディアが報じた。6月に交わした停戦協議のための覚書に基づいたものだという。イランのペゼシュキアン大統領も同日、11 月の米中間選挙前に戦闘終結に向けた合意に応じる用意があるとの考えを示したと、米NBCニュースが報じた。
米CBSニュースは25日、米・イランによる協議がより詳細な技術的段階に入ったとの中東メディアの報道を引用して伝えた。中東情勢やエネルギー輸 送を巡る懸念がやや後退し、25日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物は前日比2.3%安の1バレル92.41ドルで 終えた。原油価格の低下を受け、投資家心理が改善した。
ダウ平均は下げに転じる場面もあった。米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げ観測が強く、米長期金利の指標となる10年債利回りは一時前日比 0.03%高い(債券価格は低い)5.23%と、前日に続き2007年6月以来の水準を付けた。金利上昇を受け、株式の相対的な割高感を意識した売りが出た。
ミシガン大学が25日発表した9月の米消費者態度指数(確報値)は48.1と、1952年の調査開始以来2番目に低い水準となった。1年先のインフレ予想は 4.6%と8月(4.0%)から上昇した。インフレ期待が高まればFRBは追加利上げに前向きになるとの思惑で「発表直後に株式相場を下押しした」(Bライ リーのアート・ホーガン氏)との声があった。
個別銘柄では、マイクロソフトが3%高となった。25日に人工知能(AI)支援機能「コパイロット」を大幅に刷新すると発表し、好感した買いを誘った。 シャーウィン・ウィリアムズやアムジェン、アップルも高かった。半面、セールスフォースやナイキ、シェブロンは売られた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。終値は前日比129.344ポイント(0.48%)高の2万7068.717(速報値)だった。ネット通信イン フラのアカマイ・テクノロジーズが3%高で終えた。AI開発のアンソロピックと計算能力供給で契約を結んだと23日夕に発表し、収益の追い風になるとの 見方から買いが入った。一方、メタプラットフォームズやテスラは下げた。
【日経QUICKニュース(NQN)】

口座開設すると投資情報ツールがご利用いただけます

オンライントレードでは、詳しい情報をご覧いただけます。

スマートフォンサービスでは一部機能をご利用いただけません。

  • 株価ボード

    (リアルタイム・自動更新)

  • アクティブチャートプロ

    (多機能チャート)

  • 投資レポート

  • 外国株式情報

    (米国株・香港株)

  • 投資情報

    (ニュース・ランキング)

  • 会社四季報

  • 投資情報

    (マイページ・スクリーニング)

  • メール通知サービス

    (株価・ニュース・新値更新等・投資信託)

  • 約定連絡メール

投資情報レポートのご利用にあたりご注意ください

投資情報レポートのご利用に際しては、下記ボタンにてご案内する注意事項をお読みください。

投資情報レポートのご利用に関するご注意