本日の株式市況

イブニング・コメント

25日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、終値は前日比1262円03銭 (2.20%)高の5万8583円12銭だった。衆院選後の10日に付けた5万7650円を大幅 に上回って最高値を約2週間ぶりに更新し、終値で初の5万8000円台を付けた。エ ヌビディアの決算発表を前に前日の米株式市場で半導体関連などが上昇したの が好感された。日銀の次期審議委員の人事案を受けて早期の利上げ観測が後退 したとの見方が広がったことも海外短期筋の株価指数先物買いを加速させた。
日経平均は朝方から高く始まると次第に上げ幅を広げる展開となった。前日の米 株式市場では人工知能(AI)に代替されることへの懸念から売られていたソフトウ エア関連が持ち直し、半導体関連にも買いが広がった。25日に控えるエヌビディア の四半期決算への期待も高まるなかで、東京市場ではアドテストや東エレクなど が相場をけん引した。電線大手のフジクラは株式分割の発表を受けて一段高に なった。
昼ごろに日銀の次期審議委員の人事案が伝わると上昇に拍車がかかった。候 補に挙がった中央大名誉教授の浅田統一郎氏と青山学院大教授の佐藤綾野氏 について、市場では金融緩和や財政出動に積極的な「リフレ派」とみられている。 高市早苗首相が日銀の利上げに難色を示していたとの24日の毎日新聞報道もあ り、日銀が早期の追加利上げに動きづらくなるとの見方が強まった。株式市場に とっては良好な環境が続くとの見方から、後場に入って日経平均は上げ幅が1500 円を超えて5万8800円台を付ける場面もあった。
日経平均は次の大台である6万円も視野に入れるなかで上値では利益確定売り が出た。業種別では日銀の追加利上げ観測後退で銀行が下げたほか、鉄鋼の下 げも目立った。もっとも日本株に対する投資家の姿勢は強気に傾いているとあって、 日経平均は高い水準を維持した。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は前日比27.18ポイント(0.71%)高の 3843.16だった。JPXプライム150指数は3営業日ぶりに反発し、17.29ポイント (1.10%)高の1589.05で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で8兆8873億円、売買高は27億7074万株だった。 東証プライムの値上がり銘柄数は876と全体の約55%だった。値下がりは660、横 ばいは61だった。
ファストリ、コナミG、中外薬、ディスコが上昇した。一方、ソフトバンクグループ(S BG)、イビデン、ニトリHD、しずおかFGが下落した。三菱重、IHIも下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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