スマートフォンサービスでは一部機能をご利用いただけません。
本日の株式市況
モーニング・コメント
30日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、終値は前営業日比632円54
銭(1.06%)安の5万9284円92銭だった。米利下げ観測の後退や原油高、長期
金利の上昇などが重荷となり、朝方から安い水準での推移が続いた。これま
で日経平均を押し上げてきた人工知能(AI)や半導体関連の一角が利益確定
売りに押された。海外短期筋による日経平均先物への売りも断続的に出て、
下げ幅は一時1000円に迫った。
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続落した。米連邦準備理事
会(FRB)が同日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を巡り、
追加利下げに慎重な見方があるとの受け止めが重荷となった。同日夕に決算
発表したメタプラットフォームズの時間外取引での株価下落も投資家心理に影
を落とし、30日の東京株式市場では、AI関連と位置づけられるアドテストやソ
フトバンクグループ(SBG)、フジクラなどが下落した。
ニューヨーク原油先物が日本時間30日午後に一時1バレル110ドル台まで上
昇し、午後は国内の個人消費や企業業績の悪化を懸念した売り圧力がやや
強まる場面があった。国内の長期金利がインフレ懸念を背景に1997年6月以
来、約29年ぶりとなる2.5%台に乗せ、株式の相対的な割高感も意識されやす
かった。
下げ渋る場面も多かった。株価の先高観は根強く、節目の5万9000円前後
の水準では個人投資家や国内機関投資家などの押し目買いが入った。
4月の日経平均は8221円(16.10%)上昇し、月間の上げ幅は過去最大となっ
た。
東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落した。終値は44.98ポイント
(1.19%)安の3727.21だった。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反落し、
19.20ポイント(1.21%)安の1562.42で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で9兆9743億円と3月4日以来の高水準
だった。売買高は31億7743万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は
1195と全体の75%強を占めた。値上がりは347、横ばいは32だった。
トヨタとソニーGが年初来安値を付けた。原油高による景気悪化懸念で三菱
UFJなど銀行株の下げが目立った。前営業日に決算を発表したOLCや富士
通、JR東海、ソシオネクスが急落した。一方、TDKやキオクシアは上昇した。
午後に自社株買いを発表した村田製が大幅高となった。
4月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発し、終値は前日比790ドル33セント(1.61%)高の4万9652ドル14セントだった。四半期
決算を発表した銘柄の一部が上昇し、相場全体を押し上げた。原油価格や長期金利の上昇が一服したことも投資家心理を支えた。ダウ平均の上げ幅は800ドルを超える場面があった。
キャタピラーが9.8%高だった。30日朝発表の2026年1~3月期決算で売上高と特別項目を除く1株利益が市場予想を上回った。26年12月期通期の収益見通しも引き上げ、好感した買
いを誘った。29日夕に四半期決算を発表したアマゾン・ドット・コムも上昇した。
一方、マイクロソフトは6%超売られる場面があった。29日夕に発表した26年1~3月期決算は市場予想を上回る内容だったものの、4~6月期の売上高見通しが市場予想に届かな
かった。26年暦年の設備投資計画を引き上げたことも嫌気された。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、アルファベットが一時10%高となり、最高値を更新した。29日夕発表の26年1~3月期決算で売上高が市場予想以上となった。クラウド事業の大幅な
伸びに加え、増配を発表したことも前向きに受け止められた。半面、29日夕に26年1~3月期決算を発表したメタプラットフォームズは設備投資の増額を発表し、売りに押された。
30日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近6月物は1バレル105.07ドルと前日終値を1.7%下回った。原油価格の上昇がいったん落ち着いたことも
株式相場の支援材料となった。
米債券市場では長期金利が低下(債券価格は上昇)し、株式相場を支えた。ディフェンシブ株や景気敏感株など幅広い銘柄に断続的な買いが入り、指数は次第に上げ幅を広げる展開
だった。
30日朝発表の26年1~3月期の米実質国内総生産(GDP)は前期比の年率換算で2.0%増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(2.2%増)を下回った。週間の米新規失業保険
申請件数は18万9000件と市場予想(21万2000件)より少なかった。3月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比3.5%上昇した。2月(2.8%上昇)から伸びが加速したが、市場
予想と一致した。
強弱入り交じる内容で、相場への影響は限られた。市場では、1~3月期の米実質GDPと3月の米PCE物価指数について「いずれも米経済の加速を示すが、動きは一様ではない」(ボ
ルヴィン・ウェルス・マネジメント・グループのジーナ・ボルヴィン氏)との受け止めがあった。
そのほかのダウ平均の構成銘柄では、ウォルマートやアムジェン、ウォルト・ディズニーが上げた。アメリカン・エキスプレスとボーイングも高かった。半面、エヌビディアやセールスフォー
ス、メルクが下げた。
ダウ平均は月間で3310ドル上昇した。2カ月ぶりに上昇し、月間の上昇幅は22年10月以来の大きさとなった。米国・イスラエルとイランの軍事衝突が停戦状態にあり、過度なリスク回避
が後退したことに加え、米企業の四半期決算を受け業績の底堅さを好感した買いが支えとなった。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、3日ぶりに最高値を更新した。終値は前日比219.072ポイント(0.88%)高の2万4892.313(速報値)だった。テスラやブロードコ
ムの上昇が目立った。月間では15.2%上昇と、20年4月以来の大きさとなった。
多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は3日ぶりに反発し、3日ぶりに最高値を付けた。終値は前日比73.06ポイント(1.02%)高の7209.01(速報値)だった。月間の
上昇率は10.4%と、20年11月以来の大きさだった。
【日経QUICKニュース(NQN)】
口座開設すると投資情報ツールがご利用いただけます
-
株価ボード
(リアルタイム・自動更新)
-
アクティブチャートプロ
(多機能チャート)
-
投資レポート
-
外国株式情報
(米国株・香港株)
-
投資情報
(ニュース・ランキング)
-
会社四季報
-
投資情報
(マイページ・スクリーニング)
-
メール通知サービス
(株価・ニュース・新値更新等・投資信託)
-
約定連絡メール