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本日の株式市況
モーニング・コメント
24日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、終値は前日比1811円45銭
(2.73%)安の6万4611円15銭だった。終値ベースの6万5000円割れは17日以
来1週間ぶり。前日の米株式市場でハイテク銘柄が主導する形で主要株価指
数が下落した流れを受け、海外勢による株価指数先物や人工知能(AI)、半導
体関連銘柄への売りが優勢となった。主力銘柄のキオクシアや半導体株の比
率が高い韓国総合株価指数(KOSPI)が大幅安で推移したことも投資家心理
を冷やし、下げ幅は一時2200円を超えた。
23日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均など主要株価指数が下落した。
中東情勢の悪化懸念や原油高が重荷となったほか、前の日に決算発表した
アルファベットやテスラなどハイテク関連の下げが目立った。米株安をきっかけ
に24日の東京市場では値がさのアドテストやソフトバンクグループ、東エレクを
中心に売りが先行した。
韓国では、SKハイニックスなどを対象とした個別株レバレッジ型上場投資信
託(ETF)について、投資家への取引規制の強化を前倒しで実施すると発表さ
れたことを受け、KOSPIが急落。日本のキオクシアも連れ安した。長期金利が
上昇したことで株式の相対的な割高感を意識した売りも出やすかった。日経平
均は午後に一段安となる場面があった。
節目の6万5000円を下回る水準では個人投資家などによる日本株の先高観
に期待した押し目買いが入り、下げ渋る場面もあった。チャート上の75日移動
平均(6万4300円台)が下値支持線として意識された。
東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落した。終値は42.57ポイント
(1.05%)安の4011.31だった。一時は節目の4000を下回った。JPXプライム150
指数は4営業日ぶりに反落し、19.34ポイント(1.14%)安の1672.48で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で8兆4378億円、売買高は19億2293万株
だった。東証プライムの値下がり銘柄数は877と全体の6割近くを占めた。値上
がりは632、横ばいは49だった。
前日に決算発表したディスコが急落した。AI関連のイビデンやフジクラ、村田
製も安い。一方、中外薬や第一三共などの医薬品株、KDDIやセコムは上昇し
た。中東情勢の緊迫化で郵船など海運株が買われたほか、原油高でINPEX
などエネルギー関連の一角が高い。
24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、終値は前日比235ドル60セント(0.45%)高の5万1947ドル25セントだった。米
国とイランの戦闘終結に向けた交渉が再開するとの期待が広がり、主力株に買いが入った。
ロイター通信は24日、パキスタンが、中断していた米国とイランの戦闘終結に向けた交渉の仲介を模索していると伝えた。中国からの働きかけがあったとしている。市場で
は「相場が方向感を探るなかで伝わった報道だったため、投資家心理の改善につながった」(インタラクティブ・ブローカーズのスティーブ・ソスニック氏)との声が聞かれた。
24日の米原油先物市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近9月物が前日比3.1%安の1バレル89.31ドルで終えた。原油高の一服を好感した買いも
入り、ダウ平均は400ドルあまり上昇する場面があった。
このところ米国とイランの攻撃の応酬が続いていた。23日にはイエメンの親イラン武装組織フーシが紅海でサウジアラビア関連の石油タンカーを攻撃していた。これを受け
て、トランプ米大統領は大規模な軍事報復を実施する考えを示していた。
一方、ダウ平均の上値は重かった。アメリカン・エキスプレスが4.3%安だった。24日発表の2026年4~6月期決算では売上高が市場予想を下回った。26年12月期通期の収
益見通しも市場予想に届かず、売りが出た。
半導体株への売りも目立った。インテルが7.8%安で終えた。23日夕に発表した26年4~6月期決算は売上高などが市場予想を上回ったものの、市場では「人工知能(AI)
需要を巡る好材料はすでに織り込まれており、決算を受けて売りが出やすかった」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との指摘が聞かれた。エヌビディアなど、他の半導
体株にも売りが広がった。
来週は、アマゾン・ドット・コムやメタプラットフォームズなど大型ハイテク企業が四半期決算を発表する。米連邦準備理事会(FRB)は28~29日に米連邦公開市場委員会(F
OMC)を開く。「年後半の相場の方向性を決める最も重要な週になりそうだ」(ミラー・タバックのマリー氏)との見方があり、週末を前に持ち高調整目的の売りも出やすかった。
ダウ平均の構成銘柄ではセールスフォースやIBM、アップルが買われた。トラベラーズとホーム・デポも高かった。半面、ハネウェル・テクノロジーズやゴールドマン・サック
ス、ユナイテッドヘルス・グループが下落した。
ダウ平均は週間で199ドル下落し、3週連続で下げた。3週連続で下げるのは3月下旬以来となる。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。終値は前日比161.868ポイント(0.64%)安の2万4975.824(速報値)だった。サンディスクやマイクロン・テク
ノロジーの下げが目立った。週間では2.1%安となり、2週連続で下落した。2週連続で下げるのは3月下旬以来だった。
【日経QUICKニュース(NQN)】
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