本日の株式市況

イブニング・コメント

16日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落し、前週末比135円56 銭(0.24%)安の5万6806円41銭で終えた。13日の米ダウ工業株30種平均 の上昇や18日に発足する第2次高市早苗内閣の経済政策への期待から 日本株は買いが先行した。ただ、買い一巡後には戻り待ちの売りが出たほ か、円相場の強含みも日本株の重荷となった。
13日のダウ平均は3日ぶりに反発した。13日発表の1月の消費者物価指 数(CPI)が市場予想に届かず、米国の追加利下げ期待が株買いを誘った。 この流れを引き継いで日本株は買いが先行した。8日投開票の衆院選で 自民党が大勝し、高市政権の政策推進力が高まるとの根強い期待も日本 株への買いを後押しした。
もっとも、買いの勢いは続かなかった。内閣府が16日朝に発表した2025 年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除く実 質で前期比0.1%増、年率換算で0.2%増と市場予想を下回った。項目別で みると輸出の回復度合いが鈍かったほか、足元で為替が円高方向に振れ たのもあり、トヨタなどの自動車株が売られた。
市場では「前週の急上昇を受けて日本株はスピード調整が入りやすかっ た。米国とイランとの対立激化への懸念や、このところのソフトウエア関連 株の下落もあって海外投資家のリスク許容度は低下しており、日本株買い の勢いは限られた」(マリン・ストラテジーズの香川睦シニアマーケットアナ リスト)との声が聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は31.47ポイント(0.82%)安の 3787.38だった。JPXプライム150指数も続落し、8.87ポイント(0.56%)安の 1572.69で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で7兆2376億円、売買高は24億7048万 株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は742。値上がりは805、横ばい は50だった。
ファストリや東エレクが売られ、オリンパスやテルモも下げた。一方、ソフ トバンクグループ(SBG)やファナックは買われ、ニトリHDやリクルートは 上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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