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本日の株式市況
イブニング・コメント
9日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、終値は前日比126円55銭
(0.19%)安の6万5142円78銭だった。中東情勢の悪化を受けた原油高や日銀の
利上げペース加速観測が相場の重荷となった。一部の人工知能(AI)・半導体関
連への買いで日経平均は前場に500円強上昇する場面もあったが、勢いは続かず
に後場は下げ幅が一時200円を超えた。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が8日、サウジアラビアの空軍基地やエネ
ルギー施設を攻撃したとロイター通信が報じた。米軍によるイランの原油タンカー
攻撃も伝わるなかで、中東地域での戦闘拡大で原油の供給混乱が増すとの警戒
感が広がった。ニューヨーク原油先物は日本時間9日の時間外取引でも1バレル
94ドル台後半と約3カ月ぶりの水準に上昇する場面があり、投資家心理の重荷と
なった。このところの円安・ドル高修正で買われていたニトリHDなど小売りの一角
もきょうは下げた。
原油が再び上値を試すなか、日銀は17~18日に開く金融政策決定会合で政策
金利の引き上げを決めた後も、利上げペースを加速するとの見方が増えている。
買い手控えムードも広がりやすく、薄商いのなかで売りに押されやすい展開となっ
た。
前日の米株式市場ではパソコン向けのCPU(中央演算処理装置)の値上げを計
画していると伝わったインテルが9%上昇するなど半導体関連への買いが優勢
だった。東京市場ではインテルを主要顧客にもつイビデンに連想買いが広がった。
さらに米コーニングの株高を受けてフジクラ、住友電、古河電の電線3社も買われ
た。ソフトバンクグループ(SBG)の上昇も支えに日経平均は一時500円強上昇し
た。
ただ、市場を取り巻く環境にはリスク要因が多く、アドテストや東エレク、スクリン
などは売りに押されるなど、AI・半導体の物色は一部分にとどまった。
東証株価指数(TOPIX)は小幅続落した。終値は前日比3.69ポイント(0.09%)安
の4046.64だった。JPXプライム150指数は続落し、4.67ポイント(0.27%)安の
1693.89で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で9兆2303億円、売買高は23億29万株だった。
東証プライムの値下がり銘柄数は920と全体の約6割だった。値上がりは601、横
ばいは33だった。
ファストリ、リクルート、テルモ、コナミGが下落した。一方、TDK、ダイキン、住友
鉱が上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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