本日の株式市況

イブニング・コメント

19日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比1866円87銭(3.38%)安 の5万3372円53銭で終えた。米利下げ観測の後退や原油高からリスク回避の売り が膨らみ、東京市場では半導体関連など幅広い銘柄が売られた。日本時間19日 の取引で米ナスダック100指数の先物「Eミニ・ナスダック100」など米株価指数先物 や、アジア各国・地域の株価指数が総じて下落していることも重荷となった。日経 平均はじり安となり、下げ幅は一時2000円を超えた。
米連邦準備理事会(FRB)は18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC) で、政策金利の据え置きを決めた。あわせて公表した政策金利見通し(ドット チャート)では2026年に1回の利下げ予想を維持したが、利下げが27年にずれ込 む可能性が意識された。
日銀も19日まで開いた金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決めた。決定 会合後に公表した声明文では、中東情勢の緊迫化による原油価格上昇について 「(消費者物価の上昇率の)プラス幅を拡大する方向に作用すると考えられる」と指 摘した。4月会合での利上げ可能性が警戒され、日経平均の重荷となった。
中東情勢をめぐっては、イスラエルによるイランのガス田攻撃やイランによる報復 の応酬が続いた。ロイター通信が19日、米政府当局者を含む複数の関係者の話と して「米軍が対イラン作戦における今後の展開に備える中、トランプ政権は中東で の作戦を強化するため、数千人の米軍部隊派遣を検討している」と報じた。中東情 勢の混迷から原油先物価格は高値圏での推移が続いた。資源の多くを輸入に頼 る日本の企業の利益を圧迫するとの見方から売りが広がった。
東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反落した。終値は108.01ポイント(2.91%)安 の3609.40だった。JPXプライム150指数も3日ぶりに反落し、45.05ポイント(2.90%) 安の1509.83で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で8兆5364億円、売買高は31億2932万株だった。 東証プライムの値下がり銘柄数は1541と全体の96.9%を占め、ほぼ全面安の展開 だった。値上がりは40、横ばいは9だった。東証33業種は全業種が下落した。
アドテストやファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)が下げた。一方、ベイカレン トや古河電、INPEXは上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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