本日の株式市況

モーニング・コメント

21日の東京株式市場で日経平均株価は6営業日ぶりに反発し、前日比1879円 73銭(3.14%)高の6万1684円14銭で終えた。上げ幅は2200円を超え、取引時間中 に6万2000円台を回復する場面もあった。前日の米ハイテク株高を受け、東京市 場でも値がさの人工知能(AI)・半導体関連株の上昇が相場を押し上げた。出資す る米オープンAIの新規株式公開(IPO)の申請観測報道が材料となり、ソフトバンク グループ(SBG)は制限値幅の上限(ストップ高)まで上昇した。
前日の米株式市場ではハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業 日ぶりに反発したほか、主要な半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指 数(SOX)が4.4%高と続伸した。トランプ米大統領が20日、イランとの戦闘終結に 向けた交渉について「最終段階に入っている」と述べた。早期の事態収束が意識さ れ、原油先物価格が下落し、インフレ懸念が後退。足元で世界的な株安の要因と なっていた米長期金利の上昇に一服感が出たことも投資家心理を支えた。
SBGは買い気配で始まり、ストップ高水準にあたる前日比1000円(19.84%)高の 6039円まで買われ、1銘柄で日経平均を800円強押し上げた。オープンAIのIPOに 伴う収益貢献やグループの企業価値の向上への期待から買いを集めた。米半導 体大手エヌビディアが20日夕(日本時間21日早朝)に発表した2026年5~7月期の 売上高見通しが市場予想を上回った。東京市場では、エヌビディアを主要顧客とす るアドテストなど半導体関連株に買いが広がった。
韓国の半導体大手サムスン電子の労働組合が20日、21日から予定していたスト ライキを保留にすると発表した。サムスン株は急伸し、ハイテク比率が高い韓国総 合株価指数(KOSPI)が上昇したことも日本の半導体関連銘柄の追い風となった。 半導体メモリー大手のキオクシアが大きく上昇し、上場来高値を更新。売買代金は 3兆879億円に膨らみ、個別銘柄としては初めて3兆円を超えた。時価総額は初め て30兆円を上回った。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は62.16ポイント(1.64%)高の3853.81 だった。JPXプライム150指数は反発し、24.67ポイント(1.55%)高の1615.17で終え た。
東証プライムの売買代金は概算で10兆5928億円だった。東証プライムの売買高 は25億490万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1014。値下がりは504、 横ばいは49だった。
東エレクやイビデンが上げた。一方、ファストリやKDDIは下げた。

21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、終値は前日比276ドル31セント(0.55%)高の5万0285ドル66セントだった。2月 10日に付けた最高値を更新した。米国とイランの戦闘終結が近く合意に至るとの観測が強まり、株買いが優勢となった。
米東部時間21日午後に米国とイランがパキスタンの仲介のもとで合意最終案を完成させたという中東メディアの報道が伝わった。同日に正式に発表される可能 性があるとした。これを受け、米原油先物は一時前日比2%安の1バレル95ドル台に下げ、米長期金利の指標となる10年物国債利回りは前日比0.03%低い(価格 は高い)4.55%まで低下する場面があった。過度なインフレ懸念が後退し、主力株への買いが広がった。
朝方には売りが先行し、ダウ平均は一時300ドル超下げた。ロイター通信は21日、イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師が高濃縮ウランを国外に持ち出すべ きではないとの指示を出したと報じた。トランプ米大統領はウランの国外搬出を求めており、条件の調整に時間がかかるとの観測につながった。米原油先物や米 長期金利の上昇も株式相場の重荷になっていた。
市場では、「さまざまな噂が飛び交うなか、真偽は定かでなくとも前向きなニュースに反応しやすい状態が続いている」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモ シー・グリスキー氏)との声が聞かれた。
個別では、IBMが12.4%高で終えた。米政権が量子コンピューター関連企業に助成金を出すと21日発表した。IBMは10億ドルを受け取ると発表し、買い材料視 された。
レアアース(希土類)関連銘柄も高かった。ダウ平均の構成銘柄ではないが、レアアース磁石生産のUSAレア・アースが7.6%高となった。米エネルギー省から最 大1930万ドルの資金を調達すると21日発表し、買いが集まった。レアアースの鉱山開発を手掛けるクリティカル・メタルズやレアアース採掘のMPマテリアルズも大 きく上昇した。
そのほかのダウ平均の構成銘柄では、ハネウェル・インターナショナルやシスコシステムズ、アムジェンが買われた。
半面、エヌビディアが1.7%下げた。前日夕発表の四半期決算や収益見通しは市場予想を大幅に上回ったものの、材料出尽くし感などから売りに押された。ウォ ルマートも7.2%下落した。朝発表の四半期決算と併せて示した収益見通しが冴えず、先行き不安感が広がった。セールスフォースやボーイング、キャタピラーも安 かった。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。終値は前日比22.739ポイント(0.08%)高の2万6293.098(速報値)だった。マイクロン・テクノロジーと クアルコムが上げた。
【日経QUICKニュース(NQN)】

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