本日の株式市況

モーニング・コメント

7日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、終値は前日比1480円73銭(2.12%) 安の6万8256円96銭だった。7日の韓国株式市場でサムスン電子や韓国総合株価指 数(KOSPI)が大幅に下落した。東京市場でもキオクシアなど主力の半導体関連銘柄 が軒並み安となり、日経平均の下げ幅は1700円を超える場面があった。
7日朝方に2026年4~6月期業績(速報値)を発表した韓国のサムスン電子に売りが 膨らんだ。SKハイニックスも連れ安し、KOSPIは取引を一時中断する「サーキットブ レーカー」が発動された。韓国株安と歩調を合わせ、東京市場でもキオクシアのほか東 エレクやアドテストなどの半導体製造装置、村田製や太陽誘電などの電子部品、フジク ラなどの電線株に売りが波及し、日経平均を押し下げた。
日経平均はチャート上でこれまで下値支持となっていた25日移動平均(6日時点で6 万8609円)を明確に下回ったことが短期筋の見切り売りを加速させ、一時は6万8000円 割れが目前に迫った。三菱UFJeスマート証券の山田勉マーケットアナリストは「買われ すぎていた人工知能(AI)・半導体関連の過熱感を冷ます動きが継続した」との見方を 示す。
朝方の日経平均は上昇する場面があった。6日の米株式市場でダウ工業株30種平 均は続伸し、連日で最高値を更新。主要な半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導 体株指数(SOX)は2%あまり上昇した。国内の主要企業決算への期待や日本株の根 強い先高観などから、海外投機筋の一部は日経平均先物への買いを継続させていた とみられる。
東証株価指数(TOPIX)は7営業日ぶりに反落した。終値は39.70ポイント(0.97%)安 の4062.26だった。JPXプライム150指数も7営業日ぶりに反落し、12.96ポイント (0.76%)安の1698.40で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で11兆4351億円、売買高は24億9323万株だった。東 証プライムの値下がり銘柄数は772。値上がりは746、横ばいは40だった。
TDKや京セラが売られ、安川電やオムロンも下げた。一方、ファストリや良品計画は 買われ、リクルートやKDDIも上げた。

7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、終値は前日比130ドル76セント(0.24%)安の5万2925ドル15セ ントだった。人工知能(AI)や半導体関連の銘柄が下落し、相場の重荷となった。米原油先物相場が上昇したことも、主力株への売りにつながった。
7日の韓国株式市場でサムスン電子が大幅に下げた。7日発表した2026年4~6月期業績の速報値は好調だったが、材料出尽くし感からの売りに押された。ア ジア市場でのAI・半導体株への売りが米国の関連銘柄に波及した。
市場では「好業績への反応が乏しく、(年前半に)急上昇した半導体・メモリー関連の将来の収益成長余地に対する株価の適正水準を巡る不透明感が意識され た」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との見方があった。ダウ平均の構成銘柄ではないがマイクロン・テクノロジーやインテルのほか、製造装置株の下げが目 立った。
ロイター通信は7日、中国のAI新興のDeepSeek(ディープシーク)がAI半導体を開発していると報じた。エヌビディアなどの半導体への依存を減らす狙いがある という。米半導体株の売りにつながり、投資家心理の重荷となった。主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4.6%下げた。
中東情勢を巡る不透明感が改めて意識されたことも、主力株の売りを促した。イラン革命防衛隊がホルムズ海峡を通過していた2隻の商船をミサイルで攻撃した と米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが7日までに報じた。7日には米財務省がイラン産原油などの販売を許可していたライセンスを取り消すと発表した。
米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近8月物は一時1バレル72ドル台半ばと前日終値(68ドル台半ば)を上回った。ニューヨー ク連銀が7日発表した6月の消費者調査で1年先の予想物価上昇率は3.7%と23年9月以来の高水準となった。物価高の企業収益への影響も懸念されやすかっ た。
米債券市場では長期金利が上昇し、相対的にみた株式の割高感も意識された。ダウ平均は前日に最高値を更新した後とあって、主力株の一角には目先の利 益を確定する売りが出やすかった。
ダウ平均は上昇する場面もあり、下値は堅かった。「半導体株を売り、投資資金が他のセクターに向かっている」(マーフィー・アンド・シルヴェスト・ウェルス・マネ ジメントのポール・ノルティ氏)との見方があった。ディフェンシブ株のほか、シェブロンやセールスフォースが買われた。
ダウ平均の構成銘柄では、キャタピラーやシャーウィン・ウィリアムズ、シスコシステムズ、アメリカン・エキスプレスが売られた。半面、ジョンソン・エンド・ジョンソン (J&J)やユナイテッドヘルス・グループが高い。IBMやマクドナルド、マイクロソフトも上昇した。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。終値は前日比302.470ポイント(1.15%)安の2万5818.690(速報値)だった。半導体関連株のほか、テ スラが下落した。7日からナスダック100株価指数に組み入れられたスペースXは7%近く下げた。
【日経QUICKニュース(NQN)】

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