本日の株式市況

イブニング・コメント

11日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、終値は前日 比76円68銭(0.19%)安の3万9569円68銭だった。10日の米株式相場 の上昇を受けて日本株は買いが先行したが、日経平均が節目の4万 円に接近すると急速に伸び悩み、その後も上値の重さを意識した売り が出た。前日に決算発表したファストリが急落し、1銘柄で指数を262円 押し下げた。
トランプ米大統領がカナダからの輸入品に8月1日から35%の関税をか けると10日に表明するなど、米関税政策への警戒も日本株の重荷と なった。日本では20日に投開票の参院選や日米の関税交渉の行方が 見通せず、戻り待ちの売りが出やすかった。市場では「最終的な関税 率の着地がみえず、企業は設備投資に慎重になりやすい。2025年4~ 6月期の決算発表が本格化するのを前に、日本株の上値は重くなりそ うだ」(マリン・ストラテジーズの香川睦シニアマーケットアナリスト)との 見方があった。
下値も堅かった。10日の米株式市場では多くの機関投資家が運用指 標とするS&P500種株価指数とハイテク株比率が高いナスダック総合 株価指数がそろって最高値を更新した。11日の東京市場ではレーザー テクやディスコなどに買いが波及した。アドテストは株式分割考慮ベー スの最高値を連日で更新した。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は10.90ポイント(0.39%)高 の2823.24だった。JPXプライム150指数も反発し、2.34ポイント(0.19%) 高の1230.45で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆5653億円、売買高は18億6480 万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数が420だったのに対し、値 上がりは1152と全体の7割を占めた。横ばいは54だった。
ソフトバンクグループ(SBG)フジクラが売られ、バンナムHDやコナミ Gなどのゲーム株の一角も下げた。一方、TDKや村田製などの電子部 品株が買われ、ダイキンやファナックも上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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