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本日の株式市況
モーニング・コメント
1日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに大幅反発した。前日比2675円
96銭(5.24%)高の5万3739円68銭と、きょうの高値で取引を終えた。上げ幅は今年最
大で、過去4番目の大きさを記録した。米国とイランの戦闘が近く終結に向かうとの観測
が浮上し、投資家のリスク回避姿勢が和らいだ。これまで持ち高を売りに傾けていた海
外勢による買い戻しが主導し、日経平均は大引けにかけて上げ幅を次第に広げる展開
だった。
米国とイランの戦闘終結に関する報道が米株式市場の取引時間中から伝わるなか、
トランプ米大統領は米東部時間3月31日、記者団に軍事作戦が2~3週間以内に終わる
との見通しを示した。「その前に(停戦)合意するのも可能だ」とも語り、投資家心理が改
善した。
イラン側からは、米国などが侵略を再開しないといった条件が満たされれば「戦闘を
終わらせる意思がある」といった報道もされている。予断は許さないが、イスラエルのネ
タニヤフ首相からも戦果をアピールするような発言が伝わり、3国が出口を模索し始め
ているとの見方が市場ではあった。トランプ米大統領が4月1日に予定する米国民向け
演説で改めて戦闘終結に関する発言が出るのではないかとの思惑も買いを誘った。
中東情勢の緊迫で日経平均は前日に3カ月ぶりの安値まで下落し、3月は月間でも
7000円を超える下げとなっていた。中東情勢を巡る過度な警戒が和らぐなかで、前日
の米株式市場で主要指数が急伸したのも支えに、海外勢による買い戻しが次第に強ま
る展開となった。原油の供給不安は根強くニューヨーク原油先物は高止まりしているも
のの、株買いの勢いは衰えなかった。アドテストやキオクシアといった半導体関連の一
角が急伸したほか、3月に大幅調整した非鉄金属、銀行など景気敏感セクターの上げ
が目立った。
東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに大幅反発した。終値は前日比173.04ポイン
ト(4.95%)高の3670.90だった。JPXプライム150指数は3営業日ぶりに反発し、69.66ポ
イント(4.77%)高の1529.38で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で7兆3580億円、売買高は25億1254万株だった。東
証プライムの値上がり銘柄数は1535と全体の97%を占めた。値下がりは27、横ばいは
11だった。
東エレク、ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)、フジクラが上昇した。一方、KDDI、
ネクソン、NTTが下落した。
1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、終値は前日比224ドル23セント(0.48%)高の4万6565ドル74セン
トだった。トランプ米大統領は米東部時間1日朝、イラン側が停戦を求めてきたと明らかにした。米国とイランの軍事衝突の終結が近いとの観測から主力
銘柄に買いが入った。ダウ平均の3日続伸は2月下旬以来だった。
トランプ氏はイランの「新政権の大統領」が「先ほど停戦を求めてきた」と自身のSNSに投稿した。事実上の閉鎖状態が続くホルムズ海峡を開放し航行
の自由が実現すれば「(停戦を)検討する」と表明した。トランプ氏はロイター通信とのインタビューで「かなり早くイランから撤退する」とも語った。
トランプ氏は米東部時間1日21時に米国民向けに演説する。米政治サイトのポリティコは1日、演説では「イランとの戦闘が終結に向かっていることを宣
言する」と報じた。軍事目標が達成されたことを強調するという。
イランのペゼシュキアン大統領は3月30日に欧州連合(EU)のコスタ大統領と電話協議した際、米国などが侵略を再開しないといった条件が満たされ
れば、「戦争を終わらせる意思がある」との考えを示したと前日に報じられていた。「双方から戦闘終結に向けた動きが出ていることが好感され、売りが膨
らんだ銘柄に見直し買いが入った」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との声があった。
1日発表の3月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は52.7と前月から0.3ポイント上昇し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想
(52.1)も上回った。一方、原油高を背景に価格指数は2022年6月以来の高水準だった。「企業の投入コストの上昇圧力を示す結果だった」(BMOキャピ
タル・マーケッツ)として、エネルギー高が企業収益の重荷になる可能性も意識された。
ダウ平均の構成銘柄ではキャタピラーやゴールドマン・サックス、エヌビディアが上昇した。アマゾン・ドット・コムとユナイテッドヘルス・グループも買われ
た。アナリストが投資判断を「買い」で調査を始めたボーイングは大幅高だった。一方で前日発表した四半期決算で中華圏の減速が嫌気されたナイキが
急落した。シェブロンやベライゾン・コミュニケーションズ、ビザは下げた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。終値は前日比250.318ポイント(1.15%)高の2万1840.947(速報値)だった。マイクロン・テク
ノロジーやインテル、マーベル・テクノロジーなど半導体関連の上昇が目立った。アルファベットやテスラ、メタプラットフォームズも上げた。
【日経QUICKニュース(NQN)】
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