投資銀行本部は、株式および債券の引受、企業の合併・買収や株式の新規公開 (IPO) に関わるアドバイザリー、不動産証券化などの業務において、産業別に蓄積する豊富なノウハウと高い実績をベースに、革新的な金融ソリューションを提供する体制を確立しています。

企業活動のグローバル化を背景にお客様の経営課題は多様化し、投資銀行業務にはクオリティとネットワークの両面でグローバルな対応が求められています。三菱UFJフィナンシャル・グループおよびモルガン・スタンレーの広範なネットワークを最大限に活用して、戦略的かつ質の高いアドバイスや資金調達方法を提案することで、最も信頼いただけるパートナーとして、お客さまの長期的な事業目標の達成をサポートしています。

業務内容

カバレッジ業務

お客さまの事業戦略や資本戦略における課題解決に向け、産業別の深い知見や豊富なノウハウを持つカバレッジバンカーが、高度なアドバイスやソリューションを提供します。M&Aや資金調達などの専門部署との協働により、お客さまの長期的な企業価値向上をサポートしていきます。

株式引受業務

上場企業に対し、公募増資や売出しをはじめとするエクイティ・ファイナンスによる資金調達手法や調達時期等についてご提案します。また、案件の遂行にあたっては、各種書類作成や事務手続き、投資家ロードショーのアレンジ等を行うことで、お客さまの資本調達戦略をサポートします。さらに、マーケットにおける適正な株価水準の検討や国内外の市場・投資家動向に関する情報をご提供することで、企業と投資家とを繋ぐ役割を果たしています。

債券引受業務

事業法人、財投機関、地方公共団体、海外発行体等に対して、多様な情報を提供して起債を提案するほか、デットIRサポート等、円債による資金調達に関わるソリューションの提供も行っています。また、案件の遂行にあたっては、国内外の市場動向や発行体の信用力に関する情報等に基づき、発行体と投資家の双方が納得する適正な発行条件を常に追求します。国内におけるトップクラスの主幹事実績と豊富なディール経験とを背景に、圧倒的なマーケットプレゼンスを築いています。

また、直近では、環境や社会との共生、経済・企業との安定的な成長共有の観点から、世界的にESG投資が盛り上がりを見せる中、グリーンボンドやソーシャルボンドの引受も積極的に手掛け、国内債券市場の発展と共に本業を通じた社会的課題の解決に貢献しています。

M&Aアドバイザリー業務

国内外を問わず、様々なM&A (企業の合併・買収、売却、経営統合、MBO、事業再編) のアドバイスを通じて、優れたエグゼキューション・サービスを提供しています。豊富な経験に基づく高度なノウハウ、グローバルなネットワークを駆使した総合的なアプローチで、日本を代表するリーディングカンパニーによる業界再編や海外市場獲得型の大型クロスボーダー案件等を数多く手がけ、日本企業関連のリーグテーブルでトップクラスの実績を残しています。

新規公開 (IPO) アドバイザリー業務

上場を目指す企業に対し、上場会社として相応しい組織的経営の導入、内部管理体制や適時開示体制等の整備に関するアドバイスを提供するほか、証券会社や取引所が実施する上場審査、上場前・上場時の資本政策をサポートしています。また、上場時ファイナンスを成功裡に導くため会社経営陣を全面的に支援する等、株式上場の入口から出口まで一気通貫で対応しています。

不動産証券化・ファイナンス業務

不動産の証券化、私募ファンドの組成、REIT (不動産投資信託) の組成・引受等の不動産証券化関連業務を幅広く手がけ、上場・非上場問わず様々な業種の企業に対して、不動産を活用した資金調達のアドバイスを提供しています。