分散投資の資産配分(4) ポートフォリオの値動き(揺れ)を抑える資産配分
「分散投資が重要なのはわかるけど、具体的に何をいくら持てばいいの?」と思ったことはありませんか?資産配分の考え方には様々なアプローチがありますが、今回は、ポートフォリオの値動きの揺れを抑える資産配分について、ご紹介します。
値動きの揺れを抑える運用手法
資産運用の「リスク」には様々な種類のものがありますが、代表的なものに価格変動リスクがあります。この価格変動リスクは、値上がり・値下がりを問わず値動き(揺れ、ボラティリティと呼ばれます)の大きなものを「リスクが大きい」、値動きが小さいものを「リスクが小さい」と考えます。この時、「リスクを抑える」とは「値動きの揺れ幅を抑える」ことを意味し、値動きの異なる資産を、互いに価格変動の影響を打ち消し合うような組合せで保有することにより実現します。
MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)ウェルスマネジメントでは、今後の見通しに基づく投資戦略のほか、5段階のリスク許容度に応じた資産配分例をご案内しています。今回ご紹介するのは、その5段階で比較的リスクの低い「安定型」や「安定成長型」の資産配分が該当する運用手法です。これらの資産配分は、当社インターネットトレードの「ポートフォリオ分析サービス」からご確認いただけます。
低リスクの運用で長く生き残る
一般的には、株式のようなリスクの大きな資産の方が、より高いリターンを期待できますが、「リスクが低い資産の方が、長期的には高いリターンをもたらす場合がある」という「低ボラティリティ・アノマリー」という考え方もあります。
「アノマリー」とは、理論的な説明が(今のところ)難しいものの、経験則や統計的に観測されるマーケットの規則性を指します。「ハイリスク・ハイリターン」とよく言われますが、現実の市場では、あまりに激しく揺れる資産は、暴落した際、元の水準へ戻るまでに多大な時間とエネルギーを必要とします。そこで「大きく負けないこと」が、結果として「長く生き残る」ことに繋がり、複利効果の活用につながることで、数十年単位では良好なパフォーマンスを見せることがあります。
マーケット好調時には置いてけぼりの可能性
リスクを抑えた運用は、マーケット暴落時でも資産の減り方がマイルドに収まり、精神的な負担が少ない運用を期待できますが、一方でマーケット好調時でもあまり値動きしないため、周りの人たちが利益を上げているときに自分の資産があまり増えない寂しさを感じる可能性もあります。
また、債券などの低リスク資産に偏りやすいため、インフレ局面では実質的な購買力(モノやサービスを買える力)が低下するリスクをはらんでいます。
こんな人に向いているかも
一般的に、人は利益よりも損失の方に過敏に反応してしまう性質があると言われていますが、損失の精神的ショックを感じやすい方は、リスク水準の低い資産配分での運用に向いていると言えます。
また、自分の投資判断が悪い結果につながることを恐れるあまり、必要な決定が苦手な方であっても、リスクを抑制する運用であれば大きな損失につながる可能性が低く、受け入れやすいと考えられます。
さらに、資産配分は時価変動によって変動するため、元の資産配分に戻す「リバランス」が定期的に必要ですが、この資産配分は基本的に値動きの小さい資産を中心に保有するため、資産配分も大きく変わる可能性が低く、あまりダイナミックな変化を好まない方には受け入れやすい運用手法とも考えられます。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券で
資産運用をはじめる
本サイトの記事は情報提供を目的としており、商品申込等の勧誘目的で作成したものではありません。
また、商標登録されている用語については、それぞれの企業等の登録商標として帰属します。
記事の情報は当社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その確実性を保証したものではありません。
なお、記事の内容は、予告なしに変更することがあります。