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外国債券投資のリスク

外国債券投資の4つのリスク

1.為替変動リスク

現在、先進諸国のほとんどが外国為替に変動相場制を採用しています。為替レートは日々刻々と変化します。したがって、お客さまが保有する外国債券の通貨(米ドル・ユーロなど)が、円に対し強く(円安に)なれば利益が発生し、弱く(円高に)なれば損失が発生します。

為替と運用成果の関係を米ドルに投資する例で見てみましょう。

2.信用リスクと格付

債券を購入するということは、債券という名の「債務証書」と引換えに、発行体にお金を貸すということです。したがって、発行体(借り手)による利払いの遅延や元本回収不能などデフォルト(債務不履行)のリスクをともないます。これらのリスクを「信用リスク」と呼びます。この信用リスクを判断する尺度として「格付」があります。

  • 格付は、格付機関が個別の発行体や債券の信用力を評価したものです。
  • 格付が低くなるほど債務不履行に陥る可能性も高まると考えられています。

3.価格変動リスク

通常の債券は、満期まで保有すれば額面で償還されます。しかし、債券を途中で売却する場合には、債券の価格は市場金利の変動等に応じて日々変動するため、額面で売却できるとは限りません。債券が投資元本以下の価値しかなく、売却損が出るリスクを、債券の価格変動リスクといいます。

金利の上昇・低下による価格変動

市場金利が上昇すると、その金利水準に基づき高い年利率(クーポン)で新たに発行される債券の方が有利なため、既存の債券の価格は下がります。
逆に、市場金利が低下すると、新たに発行される債券は低い年利率(クーポン)となり、既存の債券の方が有利なため、債券の価格は上昇します。

満期までの期間と債券の価格変動幅の関係

価格変動リスクは、短期債より、長期債の方が大きい

3年債・5年債・10年債といった、各債券の満期までの期間の違いによって、一定の金利変動に伴う各債券の価格変動幅は異なります。
一般的には満期までの期間が長いほど、債券価格の変更幅は大きくなります。

4.カントリーリスク

通貨を発行する国家固有の政治的・経済的な変動等により投資元本を割込んだり、途中売却が困難になる可能性があります。また、政府等による突発的な取引規制が行われた場合、円を含む他通貨への交換に影響がでる可能性があります。

リスク回避には分散投資が効果的

外債投資には、為替変動リスク・信用リスク・価格変動リスク・カントリーリスク等のリスクがあります。しかし、分散投資を行うことで、好利回りを追求しながらもリスクの低減をはかることが可能です。

リスク回避には分散投資が効果的

リスク回避のためには

内外金利差に着目しましょう

  • 外国債券の最大の魅力は好利回りです。日本国内の金利よりも海外の金利の方が高い場合、内外金利差(海外金利−国内金利)を享受できます。
  • 外国債券投資では、中長期投資を前提に計画を立てるのがポイントです。運用期間が長くなるほど利回りの違いによる運用成果の差は拡大していきます。
  • また、中長期保有することにより損益分岐点為替レートが低くなり、為替変動によるリスクが軽減されます。(高い利回りの債券でも、保有期間が短ければ、そのメリットが生かせません)。

一定の利回りで各々の期間、複利運用(年2回)した場合の運用成果
【当初の投資元本を100とする】

利回り
1% 3% 5% 7% 10%
期間 1年 101.00 103.02 105.06 107.12 110.25
5年 105.11 116.05 128.00 141.06 162.88
10年 100.49 134.68 163.86 198.97 265.33

発行体の格付けを確認しましょう

  • 外国債券には特有のリスクとして為替変動リスクがあります。そのため、発行体の経営状況や財務状況の変化(悪化)で、元利金の支払いが滞るリスク(信用リスク)については最小限に抑えるのが賢明です。
  • 発行体の信用力を測るのが、格付です。格付は高いほど元利金が支払われる確実性が高いといわれます。
  • 元利金の支払いの確実性を重視するのであれば、なるべく格付の高いものを選びましょう。

利払日と経過日数を確認しましょう

  • 利払日が近づいた外国債券を購入すると、購入時に支払う経過利子が次に受取る利金より多くなってしまう場合(逆ざや)があります。
  • 外国債券購入時には、なるべく経過日数(利払後経過した日数)が少ないものを選ぶのがポイントです。

有価証券投資のリスクおよび手数料等について

有価証券投資にあたっては、さまざまなリスクがあるほか、手数料等の費用がかかる場合がありますのでご注意ください。