投資信託のはじめ方 投資信託の選び方

株式から債券、不動産投資信託をはじめとする証券化商品まで、幅広い投資対象で運用する投資信託。ここでは、その選び方のポイントをご案内します。

プロに運用を一定範囲任せることのできる投資信託は、初心者に向く商品とも言われますが、運用前の考え方の整理は必要です。商品を選ぶ前の準備について不安がある方はこちらもご確認ください。

投資対象のアセットクラスについて知る

投資信託に限らず金融商品を選ぶときに重要なのが、安全性・収益性・流動性です。このうち安全性と収益性は、いわゆるトレードオフの関係にあり、一般的には安全性が高ければ収益性は低く、収益性が高ければ安全性が低くなります。株式債券などの投資対象資産の種類・分類をアセットクラスと呼びます。投資信託は通常、投資対象とするアセットクラスの中で分散投資を行いますので、安全性・収益性についてはその基本特性がある程度反映されます。下は代表的なアセットクラスを示したもの。期待する安全性・収益性に近いアセットクラスに投資するためには、まずその特性を知る必要があります。

  地域による分類
証券の種別による分類 国内株式 先進国株式 新興国株式
国内債券 先進国債券 新興国債券
国内リート 先進国リート 新興国リート
ヘッジファンド、コモディティなどのオルタナティブ資産

目論見書で流動性をチェック

金融商品でもう一つ重要なのが流動性。必要なときに換金ができるかどうかということです。すぐ使う可能性のある資金で運用する場合は、流動性のある金融商品を選ぶ必要があります。投資信託の場合、MRFのように即日換金可能な商品もありますが、通常は換金の申し込みを販売会社が受付してから代金の受渡日まで、4~5営業日かかります。また、運用開始後の一定期間は換金できない期間(クローズド期間)を設けている商品や、換金申込を毎日受け付けていない商品もあります。商品を選ぶ際には、目論見書で換金に関する事項をあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

目論見書サンプル

実績も重要、委託会社のホームページで確認

運用を任せる以上、これまでの実績も重要です。同じアセットクラスを投資対象とした投資信託でも、銘柄の選定や売買のタイミングなどで、そのパフォーマンスには差があります。当社のホームページでも基準価額の推移などの基本的な情報はご提供していますが、より詳しく確認するには、その商品を運用する委託会社のホームページが便利です。期間ごとの運用実績をグラフで表示する機能や、これまでの一定期間の運用実績をまとめたレポートなどの資料を閲覧することができます。

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