社員紹介

より高い専門性の獲得を
目指して転職。
主計室長として
事業活動や
経営戦略を支える。

金森 宏友Hirotomo Kanamori

財務企画部主計室
2006年入社

  • 管理職
  • 経営を会計面で支える
  • 裁量権
  • チームワーク

CAREER

1995

ゼネコンに入社。現場経理、JV予算管理などを担当。経理業務に興味を持ち、連結決算なども経験できるグローバル企業への転職を決意。

2001

グローバルに展開するメーカーに入社。主に連結決算業務及び開示業務を担当。連結決算チームリーダーとして連結決算システム導入を主導。

2006

三菱UFJモルガン・スタンレー証券(以下略、MUMSS)入社。経理部(現:MUSHD財務企画部主計室)に課長代理として着任。単体決算・開示を担当。その後、連結決算・開示を担当し決算フロー構築を主導。

2014

日本基準決算グループ次長。日本基準決算や開示を統括。マネジメント経験を積む。

2019

財務企画部主計室長兼IFRS移行推進室長。日米決算・開示・税務の統括及びIFRSの調査。

THEME 01転職理由と転職先に
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
(MUMSS)
を選んだワケ

さらに経理の専門性を高めるために
総合証券会社を志望。

大学は法学部でしたが経済に興味があり、最初はゼネコンで現場経理やJVの予算管理をしていました。6年ほど勤める中、有価証券報告書の作成や連結決算の実行といったコーポレート部門の本格的な経理業務を担いたいと考え、グローバルに展開するメーカーに転職し5年ほどキャリアを積みました。最新の会計基準に照らしていろいろな制度設計をしたり、会計システムを導入したり、あるいは企業買収によって新たに加わった会社の決算を見ながら連結決算に組み込んでいくなど経理業務の面白さを感じました。単体決算から連結決算、開示までの業務をチームリーダーとして担うことができるようになったことから、もう一段専門性を高めたいと思い再度の転職を決意しました。志望したのは証券会社です。扱う金融商品一つとっても非常に複雑であり、金融機関の中でも最も専門性の高い知識が身につけられるはず。新たなチャレンジの舞台にふさわしいと思いました。最初の就職から数えて11年目のMUMSS入社となりました。

THEME 02入社後の仕事内容とやりがい

“守り”と“攻め”
2つの軸で経営を会計面から支える。

希望通り経理部(現:財務企画部主計室)の配属となり、課長代理として単体決算・開示を担当。それを皮切りに16年間、一貫して財務企画部で仕事をしてきました。現在は主計室長とIFRS移行推進室を統括する特命部長として約50名の人員で両室を運営しています。
主計業務は会社の信用の根幹をなす決算とその開示や税務申告を行う“守り”の部分と、経営課題を財務面からサポートし解決していく積極的な“攻め”の部分に分かれます。前者は、当たり前のことを当たり前にやることが重要であり、MUMSS/三菱UFJ証券ホールディングスの単体/連結決算、MUFGやモルガン・スタンレー向けの米国基準決算、税務申告や移転価格税制対応などを行っています。後者については、デジタルも活用した全社ベースでの効率化推進やさまざまな経営課題への会計面からのサポートを行っています。また将来のIFRS導入に向けたプロジェクトを推進しています。
入社間もなくの2010年にはモルガン・スタンレー証券のインベストメントバンキング業務を統合して三菱UFJモルガン・スタンレー証券を発足させるという大きな経営再編がありました。新会社発足に先だって三菱UFJ証券分割準備会社(現MUMSS)を兼務し、合併後は新たな決算フローの構築と運用を主導するなど、非常に大変でしたが転職してこの会社に来たからこそ経験できたチャレンジであり、大きなやりがいを感じました。

THEME 03働く環境・風土としてのMUMSS

各分野のプロフェッショナルが集合。
切磋琢磨しながらチームとして前進していく。

証券会社は世界の金融の最先端で事業を展開しています。商品やビジネスのスキームは最新の金融工学も駆使しながら高度化・複雑化し、国際的な会計基準も改定が続きます。専門性を磨くという意味では思い通りの成果を得ることができました。それが可能になったのは、入社以来一貫して財務企画部で仕事ができたことはもちろんですが、MUMSSの組織風土が大きかったと思います。入社早々から「ここまで任せてもらえるのか」と驚いたことが何度もあり、自分で考えて提案をすれば「よし、それでやってみよう」というGOサインがもらえました。また、部署内の横の助け合いも非常に頼もしいものがありました。プロパー入社で経験を長く積んでいる人がいる一方、専門分野でキャリアを積んで入社してきた人もいます。バックグラウンドを異にしながらも、経理や会計、財務という共通の世界で高い専門性を持ったメンバーが集まっていることから、日頃から情報を出し合ったり、困った時に相談すればすぐに助け船を出してくれるということが日常的に行われていました。切磋琢磨しながらチームとして業務を進めていくという意識が非常に強く、それが働きやすい好環境をつくりだしていたと思います。私も大いに助けられてきました。

THEME 04今後の目標、挑戦したいこと

一人ひとりがMUFG共通の軸をもち、
自律的に判断し行動する組織に。

経理の仕事には毎日ルーティーン業務をしているというイメージがあるかもしれません。しかしビジネスや事業環境が変化すれば経理業務もそれに対応して進化していくことが必要であり、会社が新たに踏み出す事業や経営戦略を的確にサポートしていくことは重要な役割です。私自身、入社以来16年一環して経理業務に携わり、さまざまな企業結合に関与する一方で、新商品の組成における会計・税務面からのサポートや全社的な経費システム更改における効率化やペーパレス化の実現、さらには会計・税務面からのアドバイスを通した関係部の事業推進支援を進めてきました。
最近では、経済のデジタル化に伴う国際課税の見直しや海外子会社との取引における移転価格税制などについての議論が活発になっており、また有価証券報告書の記載事項について、ESG・SDGsを含むサステナビリティに関する「非財務情報」の重要性が増しているなど主計室業務に期待されるものは大きくなる一方です。この役割を果たすため、私自身がさらに研鑽を積むことはもちろん、メンバーの一人ひとりがMUFG共通の軸をもち、自律的に判断し行動することができるよう、情報共有の拡充による視座の向上、裁量の拡大、チャレンジの推奨などをさらに進めて、プロフェッショナルとしての意識とスキルの向上を図りたいと考えています。