「ESGといえばMUMSS」
とは

ファーストコールをいただける証券会社に

当社は、MUFGグループの中核証券会社として、「MUFG Way」で定義するパーパス「世界が進むチカラになる。」をめざし、
役職員一人ひとりがプロとしての専門性を磨き、変革へのチャレンジを続けています。
また、金融機関として果たすべき社会的使命を自覚し、持続可能な社会の実現に貢献するための取り組みを進めています。
「お客さま」「次世代」「社会」「社員」を当社の重要なステークホルダーとし、この4者とのエンゲージメント活動を推進してまいります。

「ESGといえばMUMSS」と想起され、ファーストコールをいただける、最も頼られる存在になりたいと考えています。

社会
お客さま
次世代
社員

お客さまへのエンゲージメント

MUFGでは、UNEP-FI*のお客さまサービスモデルに沿った活動を拡充しています。当社においても同様に、気候変動ビジネス等におけるお客さまへの継続的なサポートを実施し、エンゲージメント活動に取り組んでいます。

顧客エンゲージメントを高めるために

顧客エンゲージメントを高めるために

*UNEP-FI:国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP-FI)は国連環境計画(UNEP)と世界各地の銀行・保険・証券会社等との広範で緊密なパートナーシップ。経済的発展とESG(環境・社会・ガバナンス)への配慮を統合した金融システムへの転換を進めている

関連する取り組み

社会
お客さま
次世代
社員

ご提案商品に関する取り組み

当社では、ご提案する投資信託の導入プロセスにおいて、ESGに関する基準の確認をします。また、現在取り扱いの投資信託においても、同様の基準でデューデリジェンスを進めていきます。本取り組みにより、当社がご提案する投資信託については、一定のESG基準を組み込んだラインナップとなることをめざします。

銘柄一覧

社会
お客さま
次世代
社員

サステナブルファイナンス

MUFGはお客さまへの金融サービスの提供を通じて、持続可能な社会の実現、SDGsの達成に貢献するためサステナブルファイナス目標を2030年までに累計35兆円(うち環境分野18兆円)と設定しています。当社はお客さまのESG活動を積極的に支援し、その結果としてのサステナブルファイナンス関与額向上に取り組みます。

社会
お客さま
次世代
社員

役職員「ESGスペシャリスト化」

ステークホルダーとのエンゲージメントを高めるため、社員一人ひとりがESGに関する知見を蓄積し、自分事化できるよう推進しています。 専門家による社内勉強会の開催等に加えて、全役職員を対象に検定試験の受験を奨励しています。

ESGスペシャリスト化

対象検定試験

  • 株式会社オルタナ「サステナブル経営/CSR検定2級」
  • 一般社団法人 金融財政事情研究会
    「サステナビリティ・オフィサー」、「SDGs・ESGベーシック」
社会
お客さま
次世代
社員

社員へのエンゲージメント

社員参加型のプロジェクト等を通じて社員エンゲージメントを高めることが、企業の持続的な成長や価値向上につながると考えています。ここでは主な取り組みをご紹介します。

若手社員によるESG施策提言プロジェクト

気候変動や生物多様性等サステナビリティ全般について学ぶと同時に、当社が取り組むべき課題やそれに対する施策を会社に直接提言します。若手社員が主体的にサステナビリティ活動を推進します。

若手社員によるESG施策提言プロジェクト

プログラム例

サステナビリティ経営についての講義

専門家の講演を通じて、参加者がESGに関する知見を広げます。

関連する取り組み

環境・社会貢献活動

ESG勉強会

全役職員向けに定期的にESGに関する勉強会・意見交換会を行い、社員一人ひとりの理解促進を図っています。
グループ内・社内の担当者だけでなく、外部専門家を招き世界の潮流やデータに基づいた分析等から学んでいます。

ESGへの取り組みで未来を拓く

各現場で意識が高まるESGへの取り組みと、自分自身がなすべきこと

「ESGといえばMUMSS」~お客さまからファーストコールをいただける、
最も頼られる存在になるために、MUMSSとして、そして個人としてどのような価値を提供できるのか。
未来を担う4人の社員が、それぞれの想いとビジョンについて語りました。

座談会

左より
  • ウェルス&ミドルマーケット本部 アドバイザリー開発部 氏原 陽介
  • 投資銀行本部 ESGファイナンス&新商品室 品川 紗衣美
  • 法人本部 事業法人第二部 越智 晴紀
  • 市場商品本部 金融市場営業第二部 下西ノ園 隆史

1. 担当業務について

下西ノ園: 私は、金融市場営業第二部で、主に機関投資家のお客さまに向けた債券のご提案を行っています。 地域金融機関のお客さまが多く、債券以外にも、 デリバティブ商品やローンといった金利に関するさまざまなプロダクトをご提案しています。
越智: 私は、事業法人第二部に所属し、上場企業のお客さまを中心に約20社担当させていただいています。事業法人部は「お客さまとMUMSSを繋ぐ結節点」としての役割を担っています。 資金調達やIR活動、M&Aといったお客さまのさまざまな経営課題解決に向けて社内のさまざまな専門部署と共に議論し、ご提案しています。
氏原: 私は、下西ノ園さんや越智さんのように直接お客さまと接する部署ではなく、 ウェルス&ミドルマーケット本部のアドバイザリー開発部企画総括課で、 主にウェルスマネジメントに資する商品戦略の企画立案や推進に携わっています。
品川: 私は、ESGファイナンス&新商品室で、ESGファイナンスの実行支援を行っています。 取り扱う商品の多くは債券であり、ESG債の発行を希望されている事業会社等のお客さまからの依頼に基づき、 情報提供や提案を実施しています。 案件執行時においては、発行方針が明記される「フレームワーク」と 呼ばれる書面作成のサポート等、ESG債特有業務におけるお客さまの業務負荷軽減につながる支援を行っています。

2. 仕事の中で感じるMUMSSの強みについて

下西ノ園: MUFGグループは人材交流を活発に行っていますので、グループ各社の知見の活用により、 お客さまのさまざまなニーズに迅速に対応できています。
越智: MUFGグループとしての総合力やモルガン・スタンレーのグローバルリーチを活用できる点だと思います。
氏原: ウェルスマネジメントの分野で世界随一のノウハウと実績を有しているモルガン・スタンレーと連携できるため、 アドバンテージは非常に大きいですね。
品川: MUFGの顧客基盤とモルガン・スタンレーのグローバルの知見を活用できることに加え、 弊社のプライマリーデットビジネスは本邦初の事業法人ハイブリッド債を引受ける等、 新しいプロダクトを創り出すカルチャーを有してきました。 これらを活かしESGマーケットにおいても黎明期から関与し発展に貢献しています。

3. 日々の仕事を通して感じる「やりがい」とは

品川: 前述の「フレームワーク」を完成させ、世に出した瞬間です。調達した資金の使途を限定するESG債の場合、 環境改善や社会貢献プロジェクトといった具体的な資金使途を決めたり、 調達した資金の活用状況や環境・社会に対するインパクトをどのように公表するか考えたりする必要があります。 私たちは、ESG債特有業務であるこれらの作業を支援し、最終的に書面に落とし込んでいきます。 こうした実績を重ねながら、お客さまのご要望に対して常にお応えすることが私たちの役目だと考えています。
氏原: 私は、もともと直接お客さまと接する部署にいましたので、自分の企画した商品がお客さまのもとに届き、 お客さまに喜んでいただけたという報告を担当者から聞くと、嬉しさがこみ上げます。自分自身、非常にやりがいを感じる瞬間です。 我々の企画提案したESGソリューションがきっかけとなり、なかなか口座開設に至らなかったお客さまがお取引を始めていただけた、 という話を担当者から聞くと、やはりESGに関するお客さまの意識の高まりを実感します。
下西ノ園: お客さまへの債券セールスに関する日々の仕事の中でも、特に運用パフォーマンスの向上と 社会貢献の双方に関連する商品であるESG債の提供に関して強いやりがいを感じています。
越智: 品川さんが所属されているESGファイナンス&新商品室にお客さまのニーズを共有し、 提案につなげることも私の仕事の一つです。お客さまである企業がESG債を発行する目的の一つは 、ESGに対する取り組みを発信することだと考えます。 ESG債発行に関するサービス提供を通じてお客さまが推進する社会課題解決に貢献することができれば、 私達社員にとっても大変喜ばしいことです。

4. ESGを推進する上での今後の課題について

品川: ESGファイナンス自体が比較的新しい手法であることから、ESGファイナンスやESGの基本的な知識における お客さまや社員に対する普及活動もESGファイナンス&新商品室の仕事です。 債券を発行するお客さまや投資家のお客さま、弊社の各部署に対して勉強会などを実施しています。 社員一人ひとりにESGの取り組みを根付かせることも、私自身のミッションだと認識しています。
氏原: 確かに、ESGの基本的な知識をお伝えしていくことは重要ですよね。私はお客さまに対して、 価値のある情報をお伝えすることが最重要の課題だと考えています。
ESG投資に関しては、グローバルでも国内でも、まだまだ制度として確立されているとは言い難い状況にあります。 また、最近では、グリーンウォッシュという言葉をよく耳にします。しっかりとESG投資手法についてご確認・ご理解いただいたうえで、 お客さまがESGを通じて叶えたいと思われる目標に合致するような運用商品を選んでいただくことが重要です。 今後も弊社のESG関連商品へのご理解をお客さまに深めていただけるよう、努力を続けます。
下西ノ園: 私もESG債の魅力や特性に関する説明について、より工夫することが重要だと強く感じています。 債券の世界でESGへの関心が増している一方、ESG債は新しい分野であるため、 その理解を広める活動が非常に重要です。実際、ESG投資は専門的な知識を必要とすることが多く、 多くのお客さまがその必要性やアプローチ方法についての調整や説得に悩んでいます。 その点で弊社には、氏原さんや品川さん所属のアドバイザリー開発部やESGファイナンス&新商品室等、 多数の専門家が在籍しており、包括的なサポートを通してお客さまのESG関連の不安や疑問を解決することができております。
越智: 上場企業のお客さまに対しては、資本コストや株価を意識した経営を促す東京証券取引所からの要請、 及び株主・ステークホルダーからのエンゲージメントの影響もあり、 PBRや企業価値の向上が強く意識され始めています。しかし、本業を通じた企業価値のみならず、 社会課題解決に向けた取り組みや姿勢を社外に向けて積極的に示していくことも重要だと考えています。

5. 「ESGといえばMUMSS」に近づくために、自分自身が成し遂げたいことは?

下西ノ園: 「ESGといえばMUMSS」を多くのお客さまに想起いただくうえでも、まずは自分自身の積極的な自己啓発がとても重要だと考えています。 ESGを取り巻く社会全体の動きや、ESG投資に関する考え方や運用・管理の手法が日々進化する中で、 その流れを常にキャッチアップしていくためには、自分自身も、常に新しい知識を身に付けていくことが必要です。 私の所属部門でも、サステナビリティに関する検定試験の合格など、ESG関連知識の取得が推奨されています。 専門知識を身に付けることで、お客さまへの情報提供や説明方法の向上につなげ、お客さま満足度向上へつなげていきたいです。
品川: 私も自己研鑽は大切だと感じており、下西ノ園さんが言及した検定試験に合格しました。 ESGの分野は情報のアップデートも早いので、常にアンテナを高くし、これからもしっかりと情報を収集して日々精進していきます。 ESG債のマーケットは、この6年ほどで急速に広がり、社債市場におけるプレゼンスも高まっています。
ESG債には、発行体のお客さま、ESG投資家のお客さま、国や自治体、そして弊社のような証券会社など、 さまざまなステークホルダーが関わっています。それぞれの意向を踏まえ、ESG債に対する期待と課題にどのように対処していくべきなのか、 大きなテーマではありますが、私自身も自分事として考えていきたいと思っています。
越智: 私は、日々お客さまとお話する際に、社会のサステナビリティの課題解決に向けた、 弊社やMUFGのESGに対する考え方を意識することが大切だと思っています。 自分の行動がMUFGの評価に影響するということを意識して取り組んでいます。 現状では、すべてのお客さまにESGに関するご提案が十分にできていないと感じており、 「ESGといえばMUMSS」という認識をお客さまにもっと鮮明に持っていただけるよう、今後も努力を続けます。
氏原: 私は、ESG関連商品を含め、金融商品企画立案・推進をする立場ですので、 まずは弊社が取り組んでいくことを社員一人ひとりにしっかりメッセージとして届け、 理解してもらうことを心がけています。弊社が本業を通じた取り組みで高いプレゼンスを持っていたりすることは、 必ずしも全員が意識できていないのではないかと感じています。お客さまと接する際に、運用のご提案だけではなく、 ESGに関して多くのソリューションも提案できるということを、自分自身の業務においても強く意識し、 お客さまと接する担当者の皆さんにも働きかけていきたいと考えています。

座談会

参加社員の声を聴いて

ESGの神髄は お客さま・資本市場の 持続可能性

現在、国内外の機関投資家を対象に株式運用のための非財務面での投資戦略立案業務を行っています。 ESGというと特別なことととらえられがちですが、お客さまの経済活動をバックアップするものとして、 当然サービスには含まれるべき要素です。企業や投資家など様々なステークホルダーをつないで資本市場の発展に 貢献することが弊社の役割であり、金融機関としてより良い世界にしていくチカラになりたいと考えています。

黒田 一賢
シニアESG ストラテジスト

黒田 一賢

岡三証券、EIRIS(英ESG評価機関、現Moody’s子会社のV.E)、日本総研にて、それぞれ財務面、非財務面での企業調査に従事。 2020年より現職。著書に『ビジネスパーソンのためのESGの教科書 英国の戦略に学べ』。2003年に青山学院大学経済学部卒、2008年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)環境政策・規制修士コース修了。
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お客さま
次世代
社員

金融経済教育

金融経済教育

当社では金融経済教育を社会貢献活動の主軸と位置づけ、推進に力を入れております。

金融経済教育

「ESGといえばMUMSS」実現に向けて

ESG推進体制

ESGに関する各種重要事項について、議論・審議を行う体制を構築しています。各ワーキンググループは関連する部署が参加し、
積極的な議論や施策運営を行っています。
今後も「ESGといえばMUMSS」実現に向けて、適切な会議体の新設やワーキンググループの編成等の体制づくりを進めていきます。

「ESGといえばMUMSS」実現に向けて

*PT :「プロジェクトチーム」の略称