部長代理
2011年 理学研究科卒
入社当初はリテール営業に従事し、個人や法人向けに資産運用のアドバイスを行っていました。日々の会話からニーズを引き出し、意向に沿った商品を提案し成約できた時は達成感がありました。一方、業務の中で、株式や為替など1日単位での変化が激しいマーケットにも魅力を感じていました。また、機関投資家や海外投資家を相手に、大きなマーケットで自分の力を試したいと思うようにもなりました。はじめは、面談の際に希望部署の旨を伝えていましたが、なかなかマッチングできず。しかし、ジョブチャレンジ制度は希望する部署と関連各所と、念密に話し合えるチャンスがあります。そこで、今まで溜めてきた自分の思いの丈をぶつけ、チャンスを掴み取りたい、そのフィールドで自分を試したいと思ったのがはじまりです。
市場商品本部のエクイティ部に着任後は、株価指数・株式オプションのトレーディングを行っています。オプションはある条件になると損失をカバーできるもので、この商品を投資家が活用することで運用スタイルを多様化させることができます。今までの業務とは異なるため、大変な時期もありましたが、リスク量を正確に把握して相場の見通しをイメージする力が身に付きました。オーダーに対してリスク量を見誤ってプライシングすると損失の可能性が出てしまいますが、一方で保守的すぎるプライスを出すとコンペの際に競合に負けてしまいます。だからこそ、日々のマーケット変化を俯瞰的に観察して相場の方向性を見定めることで、適正なプライシングをすることができます。マーケットの想定外な動きに頭を悩ますことはありますが、ここでしか味わえない仕事にやりがいを感じています。
日本のオプションマーケットはアメリカに比べると投資家への定着度は低い状況です。だからこそ、異動前に証券アナリストの資格取得に向けて培った知識や、今の仕事で培ってきた分析力を生かして、国内のオプションマーケットにより活発的な動きをもたらしたいと思います。また、日本株価指数・日本株オプションにとどまらず海外指数オプションなど、取り扱える商品を増やし、よりお客さまの投資ニーズに応えられるようになりたいです。当社をマーケットシェアNo.1へ押し上げるために。近年、資金調達の方法は多様化していますが、マーケットの変化そのものはおそらく変わりません。マーケットに身を置くと自分の思いや分析通りに動くこともあれば、そうならないことも多々直面し、いろいろな気持ちを掻き立てられると思います。その過程は楽しくもあり苦しくもありますが、間違いなく自身の洞察力を養い、生きる糧となると思います。興味ある方は希望されてみてはどうでしょうか。
